ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

人生って

2010年04月15日 | 木馬の事
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映画を見に行った火曜日(雲りのち雨の日)午前9時15分頃の浅利海岸です。

 

曇ってはいたのだけど 黄砂だろうか、はるか彼方までいつものようにすっきり見えない。
風車の姿で海岸線から見る風景は随分と変わった。
はたしてこれがいいのか、悪いのか 私にはよくわかりません。

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 毎日と言っていいほど、夕方のカウンターは老人問題すべての話になる。(墓の話とか、葬儀の話とか、健康上の話とか諸々も含む)
いつも来て下さるお客さんも昔のように若くなく ほとんどが中年だから、ごく自然にそういう話になだれ込むのだと思うが、話が淋しい。けどこればかりはしょうがない、自分たちに差し迫った話だから、観念しなくちゃと思う。

でも観念?この場合少し違うのでは?と思い辞書で調べてみたらたら、「あきらめて、状況を受け入れること。覚悟すること」とあった。けどあきらめじゃないよね、ここでは「受け入れる」という方が近いと思う。現実を受け入れて生きていくしかないのだから。

来た道より行く手のほうが短い。そのことを実感せざるを得ない。だからといってうなだれるような気持ちになるわけでもなく、ただ淡々と、そうなんだなぁ、と思うしかないのだ。これもまた観念に近いけれど、「あきらめ」じゃない。
受け入れて、自分自身を納得させながら、歩いていく。それしか方法がない。何やかや言っても 人生ってそういうものなのだと思う。

少し話が飛躍するかもしれないけど、この前 元広島カープで今は巨人のコーチをしていた木村卓也さんが「くも膜下出血」で亡くなった。37歳だという。
年齢的に不足はない人(十分人生を応化した)に比べて、こういう早すぎる死というのを耳にすると、なんか考えさせられる。
志半ばで亡くなられ、それに比べて私は、だらだらと、ただ歳を重ねているだけ、あと少ししかない与えられた人生をもう少し、なんとか、有意義に送られないのか、反省ばかりしている。
亡くなった久世さんが、生前「死んだ奴にはかなわない」とよく言ってたらしいが、少しニュアンスが違うかもしれないが、主人が死んだ時、「死んだものが勝ち」そう思った。
生きている(残された)ものは様々な問題を抱えて、未練やら後悔やらしながら生きなければならない。だから自分の生き方に自信など持てるわけがない。けど人生「ジ、エンド」となったら、その人の人生の行動の軌跡は、それなりに完結して、おのずから一つの「物語」となってしまう。
主人の亡くなった後、彼の今まで成し遂げた仕事の整理しながら、「人は死しても作品(建物)が残る」ということは、なんて幸せ者だろう、そう思った。
私など、きっと崩れかけた木馬の残骸をみて、「ここはいったい何があったところだろう」と思い出してももらえないだろうから、きっと。
またもや暗い変な話になってしまった。

しかし、このところのお天気は何?寒すぎる。
せめてお天気くらいは、早く明るくすっきり春らしくなってもらいたいなぁと思う。

雲り時々晴れ 11℃ 寒い、寒い。