市内最大のスーパーに買出しに行く。
ロビーに大きなクリスマスツリーが飾ってあった。吹き抜けの2回まで届いていたツリー。でもあまりお客さんがいなくて、閑散としていた。
一体全体この町に人はいるのかな?そう思ってしまう。
国道は、雨が降っても、雪が降ってもおかまいなしに工事で片側通行。
カウンターの中から、外を写す。毎日こんな状態なので、外の車の中から、運転手が手を振るときがある。もちろん知らない人。
やはりこれってどこにも文句は言えないのだろうか?
片側通行じゃなくてもお客さんは入ってないでしょう?とか言われたりして…。(誰に?今問題の国土交通省の役人に・・)
そんな中、中年と若い女性のカップルが来たくれた。トンボが言う「久方ぶりの一見さんじゃない?」
「本当だ、それ!イリコさん丁重に、愛想良くね。」
でもよく見ると、以前にも来てくれたことがあるカップルだよ。
女性がスタイルがよく、美人だからと言うか、アンバランスだから覚えていたカップル。よほど木馬が気に入ってくれたんだろう。
サンドイッチと、コーヒーのオーダーでさらにコーヒーをお代わりしてくれた。
「こんな場末の喫茶店に来なくても、もっと気の利いた所があるだろうにね。」
トンボが笑いながら小声でからかう。
若い女性と一緒だと、中年の男性もかっこよく見える。どういう関係だろうね?
関係ないか~。、またどうぞ、お待ちいたしております。
そして今日最大の話題。
「我々はどう頑張っても、あと20年だよ、残り少ない毎日を、好きな事して暮らさにゃ。」トンボが言った。
そりゃそうだけど、トンボみたいにのんべんだらりと毎日生活したくても出来ないよ、我々も暮らしていかなけりゃならないからね。いいなぁ、羨ましい。
それで、観たい映画をみて、読みたい本を読んで、食べたいものを食べて、これから暮らすんだって。神様は不公平だね。
そっか~。あと20年か~。ね、店長どうする?
あ、ごめん店長はまだ我々より長いよね、先が・・・
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