アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

先発投手も、打者も、「クオリティ」の時代…

2013年10月09日 | Weblog
 去年優勝、今年最下位…。日本ハムですがね。まあ、しょうがないですね。で、私が密かに応援している日本ハムの斎藤佑樹投手が、今季1軍初先発(オリックス戦 札幌ドーム)。5回途中6失点KO。84球を投げ5安打6四死球6失点。

 斎藤くん、クオリティ・スタート(Quality Start)ではなかった…。クオリティ・スタートは、「6回以上、3失点以下の登板」。
 この試合の解説者が、斎藤をかばったつもりなのか次のように言ってました。
 「アメリカでは、クオリティ・スタートが問題にされますが、それは日本の野球では通用しません。アメリカと日本は違いますから」
 では、日本のプロ野球の先発投手の及第点は、「5回途中6失点」なのか?それはあり得ないわけで、「6回以上、3失点以下」でなければならないでしょう。

 投手の場合は、「クオリティ・スタート」。打者の場合は…クオリティ・アット・バット(Quality At Bat)が、メジャーリーグの常識。
 クオリティ・アット・バットは、クオリティ・スタートのように明確な数字で規定されてはいない。具体的には、「打席で自分が何をすべきか理解しており、間違いなく実践できる」「たとえアウトになったとしても、ピッチャーに球数を投げさせるなどチームにとってプラスになる仕事を確実にやる」
 打者の貢献度を評価する…日本のプロ野球も同じだと思います。アメリカとは違うんだということになればぁ…日本は、「打率」「打点」「ホームラン数」だけがクオリティなのか?確かにそれはクオリティですが、「犠打」「四死球」だって、クオリティでしょう。

 可哀想だったのは、花巻東高の千葉翔太くん。「カット打法」を注意された。しかも、準々決勝で!これはないでしょう!教育的な配慮ってものはないのか高野連は!
 確かに、「スリーバント失敗」に見える場合もあるかもしれない。だけど、せめて甲子園大会後に注意してほしかった。千葉くんの「カット打法」は、「ピッチャーに球数を投げさせるわけで、チームにとってプラスになる仕事」。正しく、クオリティ・アット・バットなんですがね。