アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「滝の分類にはない滝」もある

2012年08月28日 | Weblog
 「滝は、川底の裏切りの産物である」(アンティークマン)
 有名な言葉です。えっ?知らない?もっとも、私も今考えたので…まだ、それほど有名にはなっていないかも知れませんね。
 意味は…
 川の水がのんびり流れてきた。いきなり川底がなくなり、引力で真下に落ちるしかなくなった。それが、「滝」。そういうわけで、川底のだまし討ちで、「滝」になるわけです。

 さて、地下には、「地下水」が流れています。太い水道管のような地下水道もあります。いきなり、断層ができた場合、地下水道はどうなるか?
 地下水道がスパッと切られてしまい、落ちずに残った断層の切り口部分から水がほとばしり出ます。と、いうことは…「滝」です…よね?

 「滝」の定義は、「 河川や湖の一部が段差になり水が落下している場所」。
 と、いうことは、地下水が(断層などで出来た)段差をほとばしり出るものは、滝の定義に当てはまらないことになります。

 滝の定義に当てはまらない「滝」が、美瑛町(北海道)にあるというので、行ってきました。なるほど!崖の中腹から、地下水は噴出し、滝となって流れ落ちておりました。落ちていく先が、「美瑛川」で、川の色がブルー。光線の関係でブルーに見えるのではなく、「水の色自体がブルー」。

 と、いうわけで、「滝ではない滝もある」という話でした。
 オチはないのかって?滝の話ですから、十分オチているでしょう!