もんく [とある南端港街の住人になった人]

今日は天気がとても悪い日

今日は本当に珍しい天気で、1日中曇りだった。しかも雲の色が黒い。時々雨が降った。こんな日に早朝6時からペナンへ行くことになるとは。行き帰り4時間づつは運転しなくとも辛いものがある。全行程整備の行き届いた高速道路で揺れたりはしないのだけれど、そのほとんどがヤシ畑の中で風景があまり変わらないので退屈だ。そう言うところだからこんなに良い道が作れたのだろうけれども、途中の街らしき街と言えばIPOH(イポー)しかない。そのイポーだって通り過ぎるだけでは特に何が見えると言うことも無い。多少岩山の形が面白い程度だ。こう言う長距離の移動はやはりバスに限る、と再認識した。

現地では仕事の合間に豪華な中華料理をご馳走になった。まさかそんな店に行くとは思ってもいなかったので内心恐縮するやら困るやらなのだけれども、ここはとりあえず、そしてありがたくご馳走になる事にした。前菜に飲茶の類がいくつも出てメインには豚足と魚の蒸し物。やはり日本人には広東料理が一番食べやすいのだ。(今日出た全部の料理の代金はきっと外国からマレーシアに来ている人の1ヶ月のお給料に相当するだろうと思うと申し訳ないとも思う。外国人ガードマンの現在の最低賃金が300~400リンギットだそうだ。そうすると1ヶ月で彼らはあの店の2皿しか食べられないことになる。もちろん最低賃金は法的なものであって実際にその額で働いているかどうかは別だけれど。)
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