中国での仕事終了

上海の取引先に行って、最後の仕事を終えた。
思った通り、あまり規模は大きくない、
こじんまりした工場だった。

それでもちゃんと営業、開発など、一応の体制は整っている会社らしかった。
物を売っているにしてもそれに付随する性能を売っている要素が強いからか、
作業員とスタッフとどっちが多いのだろうと言う感じでもある。

滞在時間はそう長くも無いが、
やっぱり実際に見ないとわからない事と言うのは多い。
特に、工程の順番などはわかっていて、検査もちゃんとしているにしても
何を気にしながら作っているか、そう言うのは見ながら話を聞いてやっとわかる。

そう言う事がわかると、次に注文する時に何を追加情報として入れてやれば
思った通りの物ができるかがわかってくる。

例えば、AとBの同じマシンがあるにしても、再注文だから同じAを使ってね、とか、
前回○月○日の注文の時のそちらの管理番号はXXXXだから全く同じ設定でやってね、とか。
できるだけ微妙に違わないように、変更するのがほんの一部だけに留まるようにしないといけない。


ところで、上海は6月と7月が雨のシーズンなのだとか。
日本の梅雨と同じなのだ。
どうりで紫陽花も咲いている。

ホテルを出たところのバーのテーブルの下に
やっと猫がいた。
うちのキナコと同じ柄と色だ。
上海で最後に生き残った猫か？

まだ飛行機の時間までは7時間もある。
どうしよう？