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もんく [マレーシアで働いて13年→2022猫を連れて日本]

人生100年時代じゃなくて生命100年時代だ

最近心の中でちょっと反省していることがある。


マレーシアにいたとき、時分より高齢の方々とお付き合いする機会があった。その方々のバス旅行に同行させていただいたりしながら話したりしているとよく言われる人生100年時代は本当だなと思えた。でもそれは大きなバイアスの上に乗っかっていたのだと気付かなかったのだった。ちょっと考えれば当たり前なのだけれど、ある程度以上元気だから海外に住んでいて歩き回ったり毎日テニスをしていたわけで、つまりそうでない人達はそもそもそこに居なかったというわけ。


日本に来たらあちらには居なかった普通の人達がたくさんいた。他界した母ももちろんその一人だったし。100年生きられる方々も多くいるけれどそうでない人達も同じ位いる。そしてもう一つ感じるのは、この国は確かに生命を維持する用意は素晴らしく整っているけれど、生きている間の時間の質に関しては全くそうでないということ。自分自身で質を維持したり向上できる人は良いのだけれど、それに慣れていない人もけっこう多い気がする。でも生きてさえいればそんなのは誰も問題にはしない。放ったらかし。


道路で躓かないようにコンクリートで埋めて平らにするには税金を使えるけれど、家から出て散歩して風景を楽しめるようには絶対しない。花一つ植えないし誰かと世間話するためのベンチも置かない。仕方ないことだけれど、人生100年時代じゃなくて生命100年時代なわけで、人生という部分に関してはどうするべきなんだろうなんて今さら....
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