見出し画像

もんく [とある港街の住人]

ナシ・ルマ記念日

今朝はナシ・ルマの食べ比べをした。

朝、とてもお腹が空いたのでアパート内のミニマートでナシ・ルマを買った。1.5リンギットだった。(写真)ナシ・ルマはマレーの基本食でココナツミルクでちょっと味と香りの付いたご飯にサンバル味噌(名前が違うかもしれない)とピーナッツと煮干と卵が少しづつ付いて紙に包まれて売られている。日本で言えばコンビニのおにぎり、または海苔弁のようなものだ。

これを食べているとキャサリンさんがアパートの外のマレー食堂のおばさんの方が美味しいのだと言う。この前までナシ・ルマは好きじゃないと言っていたくせにいつの間にかナシ・ルマの評価までするようになっているとは、....いったいどう言うことだ。

それでアパートの囲いの鉄格子のところまで言って20mほど先のマレー食堂に向って叫ぶ。「ナシ・ルマちょうだい」と。量は同じ位だったがこちらはゆで卵でなくて平らな玉子焼きが1切れ入っているのが違った。食べると確かにご飯の味がちょっと濃い。おかずが少なくても美味しく食べられる。サンバル味噌も日本人的にも味噌っぽくてコクがある。確かにキャサリンさんの言うとおりだった。そして1個1.2リンギットと少し安かった。

このマレー食堂のおばさんは自分で工夫してサンバル味噌を数種類作っている。以前にもテーブルの上にあるのを食べてみたところ他の店には無かった深みのある味がしてびっくりしたことがあった。日本で言えばスーパーで1kg298円で安売りしている味噌となかなか値引きしない八丁味噌くらいの違いが感じられる。


朝のマレー食堂ではおばさんの娘さん(と言っても子供がいてもおかしくない年齢)が一人でやっていて"タ・ナンパ...シブッ・クルジャ?"と言われた。後の方は仕事が忙しかったのか?と言われたのがわかったが、タ・ナンパって何だっけ? そこで帰ってからキャサリンさんに聞いてみた。ナンパってなんだっけ? それは"見える"って言う意味でしばらく来なかったけどどうしてたの?って質問されてたんだんだよ。なるほど、インドネシア語ではそうは言わなかった。

この歳になって初めてキャサリンさんに言葉を教えてもらった。猫と鍵(マレー語)、頭とココナツ(マレー語)、マスカットとマスコット、カメレオンとカメルーンの区別ができなかったキャサリンさんが短期間によくここまでできるようになったのもだ。だから今日はナシ・ルマ記念日。(俵万智ふうに)(知らない人は検索してください。)
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「まさか、マレーシア!」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事