温泉クンの旅日記

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読んだ本 2010年1月

2010-02-03 | 雑読録
  <読んだ本 2010年1月>

 日頃から、ウォーキングシューズを愛用している。
 スーツで出勤するときも、ジーンズで旅するときも履いているのだ。

 いまはあまり出張がないが、ある時期出張ばかりしていたことがあって、そのころから革靴をやめてウォーキングシューズに変えた。
 出張するときは自分でスケジュールをつくって、意図的に前泊したり、帰りに目当ての駅で途中下車して一泊したり旅もちゃっかりいれることにしたものだから、革靴をやめてしまったのだ。

 それ以来、いろいろなメーカーのシューズを履いた。
 いま愛用しているのがヨネックスのパワーショックというシューズである。
「ちい散歩」という人気番組で案内役の地井武男が履いている靴、といったほうが早いかもしれない。



 この靴の中敷は、六メーターの高さから生卵を落としても割れずに何度も弾んでしまうほどの弾力性をもっている。その実験をテレビでひと目みて、「うーむ、これはスグレモノかも」と気に入ってしまった。

 さっそく上野御徒町にいって探すが、靴メーカーの製品でないのでこれがなかなか見つからない。やっと売っている店をみつけたが、売れ筋なのか定価のままで売っていたので馬鹿馬鹿しいのでやめて、別の日に勤務先近くのイトーヨーカ堂で定価で買った。

 履き心地は、さすがの中敷がフワフワして格別なものがある。
 ところが、である。
 この靴に変えてから、靴下の先が次々と穴があいてしまうのだ。それも、両足先の親指と中指がやばいのだ。
 最初は靴下の寿命かな、と思っていたのだが、買ったばかりの新品の靴下が一回で穴があいたときにはさすがにショックだった。

 昼食や呑みにいって、「お座敷にどうぞ」といわれたら絶体絶命だ。いい年をして、左足の先に二つ、右足先にひとつ半の穴が開いていたら、これはいかにも格好が悪い。

「だいたいさあ、六メーターの高さから生卵なんか靴に絶対に落ちてこないし。草鞋じゃあないんだから、中敷だけで歩くわけないんだし」
 とか、
「意外と騙されやすいねえ。マルチ商法なんかにもコロッといきそうやな」
「あそこは、もともと靴メーカーじゃあないんだからねえ。中敷だけ良くてもさ、靴自体の出来が悪いのでは」
「靴下代でさ、同じ靴すぐ買えちゃうじゃん!」

 と言いたい放題、さんざん呑み仲間に厭味を言われ、グウの音もでず返す言葉もない。
 別に他の靴もあるのだが、履き心地が悪くないだけに、どうしようかと困っているのである。

 気を取り直して、さて、読んだ本ですが、新年早々の今月は6冊。今年は昨年以上には読みたいと心に決めている。

 1.○猫めしの丸かじり         東海林貞夫  朝日出版
 2.○天才絵師と幻の生首 半次捕物控  佐藤雅美  講談社
 3. ○旅のいろ   北方謙三 講談社
 4.◎審判             ディック・フランシス 早川書房
 5.△某飲某食デパ地下繪日記  東海林貞夫 毎日新聞社
 6.◎江戸からの恋飛脚 八州廻り桑山十兵衛 佐藤雅美 文春文庫 


「審判」は、ディック・フランシスと息子フェリックス・フランシスとの共著である。
先月読んだ「祝宴」に続いて、共著の二冊目だ。
 九十に近いフランシスだが、息子が書いた原稿を送ってもらって電話でふたりで話して仕上げるそうだが、あいかわらず面白いミステリーである。

 東海林貞夫を二冊も読んだせいか、ついついデパートでやってる「元祖駅弁大会」などに出かけてしまった。

 佐藤雅美にはシリーズものがいくつかあるが、半次シリーズよりか桑山十兵衛シリーズのほうが好きである。きっと、半次が酒を呑まないからだと思う。


  →「読んだ本 2009年12月」の記事はこちら
  →「元祖駅弁大会」の記事はこちら

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