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温泉クンの旅日記

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岡山後楽園(1)

2010-02-07 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <岡山後楽園(1)> 

 日本三名園のひとつ、岡山後楽園である。
 江戸時代初期に岡山藩主池田綱政によって造営された、元禄文化を代表する庭園だ。



 ここ後楽園で三名園をすべて廻ったことになる。ただ途中で訪れた四国の栗林公園も三名園に比べてまったく引けをとらない、とわたしは思う。

 当たり前のように入口で入園料を払いながら、ふと、水戸偕楽園はタダだったことを思い出す。公園の維持管理に金がかかるのはわかるが、それにしても偕楽園は太っ腹だったな。

 広大な、圧倒的な開放感のある公園だ。一歩はいって、すぐ思った。
 だたっ広い、の一語に尽きる。あまりに広いのは、兎小屋のような狭さに慣れている人間にはなんとも居心地が悪い。
 今日は来園客が多いはずなのに、広すぎるのでまったく気にならない。



 芝の広い緑色が池と青空に映えて美しい。
 正面の岡山城が借景になっている。





 園内で一番大きな「沢の池」には、青松がきれいな砂利島、釣堀のある御野島、茶屋のある中の島の三つが点在している。

 茶畑があった。



 ここでとれたお茶をふだん藩主が飲んだそうだ。

 たくさんの来園客が休んでいる、いかにも味のある建物を使った休憩所。



 たぶん「流店(りゅうてん)」と呼ばれる建物で、藩主が庭周りのときに休んだのもここなのだ。

 流店からすこし離れたところにある、花菖蒲畑はちょうどいい具合に咲きみだれていた。



 「八橋」という、丈夫で広く長い板を組み合わせた洒落た橋には、ところどころにカキツバタが観賞できるように添えられている。



 小高い築山、「唯心山」の頂上から歩いてきた道を振り返ってみる。



 この公園はざっと東京ドーム三個分の広さがある。
 岡山の都会エリアからは、はるか遠くに離れているような贅沢な気分である。


  ― 続く ―
 →「兼六園」の記事はこちら
 →「偕楽園(1)」の記事はこちら
 →「栗林公園(1)」の記事はこちら

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