温泉クンの旅日記

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高山ラーメン 岐阜・高山

2007-09-30 | 食べある記
  <高山らーめん>

 飛騨高山、といわれるとフツーなにを想いだすだろうか。
 高山祭、陣屋の朝市、宮川の朝市、古い町並み、朱色の中橋などを想いだすひと
も多いのではないか。





 ちょっと情けないがわたしの場合には、食い気である。ラーメン、みたらしだん
ご、飛騨牛の串焼き、溜り醤油せんべい、朴葉味噌。
 とりわけラーメンと、みたらしだんごが強烈である。

 飛騨高山の醤油は独特な味わいがある。香り高く、味も強烈で濃厚だがどこか
品と奥いきがある。
 高山のラーメン、みたらしだんご、せんべいはこの醤油がなくてはまったく成立
しないと思うのだ。

 最近、東京でも高山ラーメンを食べられるようになったが、どことはいえぬが、
どこかが違う。水が違うのかもしれない。あるいは生まれた高山から遠く旅をして
くる醤油だからなのかもしれない。

 中華そば「まさご」。昭和13年創業、高山ラーメンの元祖である。



「いらっしゃい」
 扉をガラガラと開けてはいってくる客に声をかけながら、主人の右手はすかさず
麺を一玉さっと掬いあげると、ぐらぐら煮えた湯鍋に投じた。二人はいってくれば
二玉を投げ入れる。もちろん、鍋に既に麺がなん玉か泳いでいて時間差ができる
ときは、麺揚げをすませてからだろう。一種研ぎすまされた「技」ともいえる反射
的なものである。

 メニューは、中華そばの一品のみ。



 具はメンマ、チャーシュー、飛騨ねぎとシンプルだが実に味わい深いラーメン
だ。ここ高山でしか味わえない。細い縮れ麺にからむ濃い色の醤油スープが意外と
あっさりしていてなんとも絶妙で、ああ高山にまた来たぞ、と感慨深いものを与え
てくれる。スープは鶏がらと鰹節と野菜でとって、たれと一緒に混ぜて寸胴で煮込
むのだそうだ。 
 血圧が高いのでスープを飲みきれないのが誠に残念である。

 間違いなく二杯はいけるが、みたらしだんごあるし、飛騨牛の串焼きもあるので
いつもやめておくのだ。

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1 コメント

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シンプル イズ ベスト (にゃぁ)
2007-10-15 22:39:38
まさにシンプル イズ ベストですにゃぁ。
最小限の「つゆ」、「麺」、「具」で、客を黙らせる(うならせる?)のが、ら~めんの真骨頂!
でっかいカニやエビが、麺の上にそんぐりがえって(方言?)、「どうだ!」と言わんばかりの「おげれつら~めん」は、ご免こうむりたいですにゃぁ!
どんぶりの中のトリニティーもハーモニーも、あったもんじゃないですにゃぁ。そりゃ、ただ単なる店主の好みを、お客に押し付けているだけですにゃぁ。
ら~めんの「大事な何か」を、お忘れじゃありませんこと!
ホントのうまいら~めん、それは最小限度の構成要件でお客を黙らせる(うならせる?)、一杯ではないのかにゃぁ!!!
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