道後温泉本館（１） 愛媛・松山

　　＜道後温泉本館（１）＞

　四国で温泉といえば、温泉好きならまずは道後温泉と答えるであろう。


　
　同時に、一度でも道後温泉を訪れていれば、まず頭に浮かぶのが道後温泉本館で
はないだろうか。
　松山駅から市電に乗り、道後温泉で降りる。





　駅の横に「坊ちゃん電車」がとまっていた。



　駅前の広場には観光客が喜びそうなからくり時計や、足湯などがある。
　からくり時計は、時刻ぴったりになると動き出し、坊ちゃんのいろいろなキャラ
クターがでてきて楽しめる。





　その左手にある逆エル字型の商店街を抜ければ、そこが道後温泉の中心にある
共同浴場で別名「坊っちゃん湯」とも呼ばれる道後温泉本館だ。



　わたしは二度目だが、最初のときは本館前の道も車が通っていたが、いまは裏側
を通るようになって安全に建物を鑑賞できる。裏側の坂道には旅館とホテルが立ち
並んでいる。



　明治時代に建築された国の重要文化財に指定された近代和風の建物で、道後の
シンボル的存在である。
　共同浴場番付において西の横綱に番付けされているほか、2007年に、あのミシュ
ランガイドにおいて観光施設として三ツ星（最高評価）を獲得している。

　映画「千と千尋の神隠し」に登場する「油屋」のモデルになったといわれている
が、同じようにモデルとなった建築物は山口県をはじめ各地にあるので、真偽の
ほどはわからない。



　道後温泉本館の右向かいの坊ちゃん広場にあった「坊ちゃん」のキャラクター
人形たちである。前のベンチに座ればきっと楽しげな記念写真になることだろう。


　　　―（２）に続く―