温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

榛名湖温泉 群馬・高崎

2008-01-30 | 温泉エッセイ
  <榛名湖温泉>

 まっすぐな道。



 榛名山は赤城、妙義と並ぶ上毛三山のひとつで、那須火山帯に属する活火山だ。
 峠を登りつめて、榛名湖に向かう道である。

    まっすぐな道でさみしい

 と詠んだのは漂泊の俳人の山頭火だが、ひもじい気持ちで托鉢をしながらとぼ
とぼ歩いていれば、まっすぐな道はたしかにさみしいだろう。

 ところが、車で運転しているときは別だ。
 前方にも後方にも車がいない一本道は妙に楽しいものだ。
 北海道以外に、車の少ないまっすぐな道はなかなかないのだ。

 榛名湖は榛名山のカルデラに生じた火口原湖で、古のころ伊香保沼といわれて
いたそうで、その名のとおり伊香保温泉からは地図上では目と鼻の先である。ただ
し山に登らなければならないので車で行ったときぐらいしか気楽にはいけない。
そう、二、三十分くらいはかかる。

 登りはじめると、途中に、雪を頂いた山々が一望できる。





 なかなかの眺めだ。感心していると「この山もそこそこの高さであるのだな」と
実感するのだ。

 春は桜やツツジ、秋は紅葉に彩られる榛名湖。



 その湖面に榛名富士が映りこむ眺めはすばらしく、昔のヒット曲「湖畔の宿」の
モデルにもなったそうだ。

 その湖畔に、温泉がある。
 水沢で昼飯を食べるのにまだ少し時間が早いので、腹を減らしに温泉に浸かりに
きたのである。いつも伊香保温泉の「石段の湯」ばかりでもおもしろくないという
ものだ。

 レークサイドゆうすげ。


 
 建物も温泉の設備も古いが、公営だから400円で入浴ができる。もう一軒「ゆう
すげ元湯」があるのだがそちらにはいったことはなく、湖を一望できるこちらばか
りだ。浴室の前には成分表が大きく張り出されている。



 レークサイドの名前のとおり、浴場から湖の景色が、横に広くとった窓から眺め
られる。



 効き目のありそうな濁った熱めのお湯である。



 ふむ。よし。これで昼飯が美味しくいただけそうである。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 別所温泉(2) 長野・上田 | トップ | 南房総の花(1) 千葉・白浜 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

温泉エッセイ」カテゴリの最新記事