<読んだ本 2008年5月>
長い小説も、あんまり苦にならないほうだ。
長編ばかりといわれる山岡荘八の作品などもほとんど読んでいる。
あの徳川家康は26巻だ。六ヶ月か七ヶ月で読みきった。たしか書き上げるのに
18年くらいかかった作品だったと思う。そういえば、司馬遼太郎という作家は何度
か挑戦したが、わたしの肌にはまったく合わないから投げた。どちらかといえば
参考書のようで、小説とは思えない。おなじような作家が他にもいるが、「趣味は
読書です」と臆面もなくいい胸を張るタイプのひとが好きな本だ。
真田太平記は、徳川家康の半分くらいの分量で、書き上げたのもその半分くらい
である。
1月に再読を始めた真田太平記を、四ヶ月かかったがついに全巻読了した。
前回全12巻を読んだのは、まだ旅にまったく興味がなかったときである。
全国を旅するようになってから再読した今回、文章の背景のシーンによく出て
くる高遠、上田、沼田、岩櫃、別所の湯などなど、実際に何度も行ったところが
多いので、また格段に違うものがあった。
わたしがいま東海道を細切れに歩いているのは、この本を再読した影響も多少
あるのかもしれない。
ところで、読んだ本の話に戻るのだが、今月はなんと、たったの3冊! 2008年
の累計で28冊です。月平均で5冊強、年にすると60冊から70冊だから、最近のわた
しではこんなものだろう。もう100冊を超えるような暇な年はしばらくはないと
思うのだ。
1.△終決者たち(上)マイクル・コナリー 講談社文庫
2.○終決者たち(下)マイクル・コナリー 講談社文庫
3.○真田太平記(12)雲の峰 池波正太郎 新潮文庫
マイクル・コナリーは面白いのだが、これはちょっと骨が折れた。日本なら時効
になるくらい古い殺人事件で、新たな証拠が出て再捜査する話なのだが、はっきり
いって作者が好きだから、いずれはきっと面白くなるだろうと信じて読むのだが、
上巻にも苦労した。
もしも読むなら他の作品のほうが、いい。
→「読んだ本 2008年4月」の記事はこちら
長い小説も、あんまり苦にならないほうだ。
長編ばかりといわれる山岡荘八の作品などもほとんど読んでいる。
あの徳川家康は26巻だ。六ヶ月か七ヶ月で読みきった。たしか書き上げるのに
18年くらいかかった作品だったと思う。そういえば、司馬遼太郎という作家は何度
か挑戦したが、わたしの肌にはまったく合わないから投げた。どちらかといえば
参考書のようで、小説とは思えない。おなじような作家が他にもいるが、「趣味は
読書です」と臆面もなくいい胸を張るタイプのひとが好きな本だ。
真田太平記は、徳川家康の半分くらいの分量で、書き上げたのもその半分くらい
である。
1月に再読を始めた真田太平記を、四ヶ月かかったがついに全巻読了した。
前回全12巻を読んだのは、まだ旅にまったく興味がなかったときである。
全国を旅するようになってから再読した今回、文章の背景のシーンによく出て
くる高遠、上田、沼田、岩櫃、別所の湯などなど、実際に何度も行ったところが
多いので、また格段に違うものがあった。
わたしがいま東海道を細切れに歩いているのは、この本を再読した影響も多少
あるのかもしれない。
ところで、読んだ本の話に戻るのだが、今月はなんと、たったの3冊! 2008年
の累計で28冊です。月平均で5冊強、年にすると60冊から70冊だから、最近のわた
しではこんなものだろう。もう100冊を超えるような暇な年はしばらくはないと
思うのだ。
1.△終決者たち(上)マイクル・コナリー 講談社文庫
2.○終決者たち(下)マイクル・コナリー 講談社文庫
3.○真田太平記(12)雲の峰 池波正太郎 新潮文庫
マイクル・コナリーは面白いのだが、これはちょっと骨が折れた。日本なら時効
になるくらい古い殺人事件で、新たな証拠が出て再捜査する話なのだが、はっきり
いって作者が好きだから、いずれはきっと面白くなるだろうと信じて読むのだが、
上巻にも苦労した。
もしも読むなら他の作品のほうが、いい。
→「読んだ本 2008年4月」の記事はこちら
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