ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

尹東柱の詩 ⑬いとしい追憶 ⑭看板のない街 (バイリンガル)

2020-06-15 19:54:35 | 詩・コラム


「사랑스런 추억」

          윤 동 주

봄이 오던 아츰, 서울 어느 쪼그만 정거장에서 희망과 사랑처럼 기차를 기다려,

나는 플랫폼에 간신한 그림자를 떨어뜨리고,담배를 피워ㅆ다.

내 그림자는 담배연기 그림자를 날리고 비둘기 한떼가 부끄러울것도 없이
나래속을 속, 속, 햇빛에 비쳐, 날았다.

기차는 아무 새로운 소식도 없이 나를 멀리 실어다주어,

봄은 다 가고-동경 교외 어느 조용한 하숙방에서, 옛거리에 남은 나를 희망과 사랑처럼 그리워한다.

오늘도 기차는 몇번이나 무의미하게 지나가고

오늘도 나는 누구를 기다려 정거장 가차운 언덕에서 서성거릴게다.

-아아 젊음은 오래 거기 남아있거라.

(1942・5・13)




「いとしい追憶」

               ユン・ドンジュ

春がきた朝、ソウルの或る小さな停車場で
希望と愛のように汽車を待ち、

わたしはプラットホームにかすかな影を落として、
たばこをゆらした。

私の影は たばこの煙の影を流し
鳩の群れが羞じらいもなく
翼の中まで陽に晒らして,翔んだ。

汽車はなんの変りもなく
わたしを遠くへ運んでくれて、

春はすでに過ぎ―東京郊外のとある静かな下宿部屋で、古い街に残った
わたしを希望と愛のように懐かしむ。

今日も汽車はいくどか空しく通り過ぎ、
今日も私は誰かを待って停車場近くの丘にさまようだろう。

―ああ 若さは いつまでもそこに残れ。




「간판 없는 거리」

윤 동 주

정거장 플랫폼에
내렸을 때 아무도 없어,

다들 손님들뿐,
손님 같은 사람들뿐,

집집마다 간판이 없어
집 찾을 근심이 없어

빨갛게
파랗게
불 붙는 문자도 없이

모퉁이마다
자애로운 헌 와사등에 *와사등=가스등
불을 혀 넣고, *혀 =켜

손목을 잡으면
다들, 어진 사람들
다들, 어진 사람들

봄, 여름, 가을, 겨울,
순서로 돌아들고.

(1941)




「看板のない街」

            ユン・ドンジュ

停車場のプラットホ-ムに
降り立ったとき 人影もなく、

みんな訪問者(きゃく)ばかり、
訪問者(きゃく)のような人ばかり、

家々に看板がなく
家を探す心配がなく

赤く
青く
明減する文字もなく

街角ごと
優しい古びた瓦斯燈に
灯りをともし

手を握れば
みんな、穏やかな人びと
みんな、穏やかな人びと

春、夏、秋、冬、
季節(とき)はめぐり。


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