ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

5月7日、341回目の「火曜日行動」です。

2019-05-07 19:44:16 | 火曜日










さわやかな五月晴れの日です。長かった連休も明け、2週間ぶりに仲間に会えて本当に嬉しかったです。皆さんとてもお元気な様子で安心いたしました。











今日のレポーターはハルモニ会の陶山さんです。






写真撮影は松尾さんです。よろしくお願いいたします。

今日は生野地域のオモニ、アボジたち大勢来ておられます。^_^






長崎由美子さんの第一声始まりました。


・長崎さん

今日は341回目の火曜日行動です。先日共和国に行ってきました。私は1999年と2012年に共和国へいきました。今回は3回目の訪朝でこの7年の間に共和国の在り方が大きく変わっていました。皆さんの朝鮮の姿のというのは、バックに暗い音楽が流れて軍事パレード、そして生活に困窮している人たちと飢えた子どもたち、そんなイメージが流され続けてきました。

今回共和国で感じたのは、街で暮らしている人たちの生活が新しく落ち着いて前に行っているなあということです。共和国でも携帯電話・スマホが普及しています。平壌の地下鉄も明るく車両も新しくなったこと、目につくのはスマホを見ながらエレベーターを降りてくる若い女性を多くみられました。

共和国に行って目につくのは子どもたちや女性のファッションです。華やかになってバラエテイに富んでいておしゃれになっています。子どもたちの服もかわいい、靴下もレースやリボンがついたりミッキーさんがついたり、プーさんがついたり、共和国で人気のアニメ賢い狸の狸がついたり、かわいい靴を履いてる子もたくさんいました。


保育士をしていたので、共和国へ行ったら必ず子どもたちのいる保育園や学校・幼稚園を訪ねます。共同農場の保育所や幼稚園に行ってきました。子どもたちはお客さんが来ると目を輝かせて、アンニョンハセヨとあいさつしてくれます。

訪朝して楽しかったのは5月1日のメーデーの日です。平壌の市民の人たちが弁当や焼肉セットを持って上がってくるモランボンの丘に行きました。家族や友達とごちそうを食べています。わたしたち日本人を見て、寄っていけ・食べていけと声をかけられ、焼肉をたくさんごちそうになりました。

通訳の方が、このイルボンサラムは朝鮮学校のことを日本の中でがんばっているのだというとハルモニがありがとうありがとうと言ってくださいました。そして歌声が聞こえてきて、古賀さんや森本さんがいたらもっと盛り上がっただろうと思いました。チャンゴ叩いて踊って、自慢の料理持ち寄って家庭の味をふるまって、生野やいろんなところの野遊会そのままの風景だと思いました。

人と人が心をもって繋ぎあい、お互い尊敬し違いを認め合う関係を作っていく。共和国は人を大切にしていると思ったのは、8時間労働が守られているし子どもを産んでも安心して休みが取れる。病院も子どもたちが安心して過ごせるようにおもちゃや遊具が至る所にあって、学校へ行けない子の院内学級もありました。

はにかみながらも信頼してこちらに接するこどもたちの姿を見て、共和国の今の国の姿を感じることができました。食事は自然の素材を生かしたおいしい料理が多いです。玉流館の冷麺はおいしいです。海外からのお客さんも多く飛行機は行きも帰りも満席でした。中国からやヨーロッパからもたくさんいます。日本は共和国が孤立しているように言いますけど、世界各国を見たとき国交を持っていない国が少ないということを、私たちはしっかり見なければいけないと思います。


国交ができて直行で行けるようになったら、また船で行けるようになったらたくさんの人たちと交流ができ、共和国からも日本にお招きしておもてなしできたらいいなと思います。一日も早く国交正常化して関係作っていきたい。朝鮮学校の子どもたちへの差別を一日も早くなくしていきたいと思います。今回税関では行も帰りもスムーズにいきました。これが当たり前になる流れを作っていきたいと思います。






火曜バンドは不滅です❗️







大林さん来られましたね^_^







生野地域のオモニたち続々来られています。







これはこれは咸さんではありませんか、いらっしゃい❗️タルオルムの「チマチョゴリ」というカンハナさんの一人芝居の中の登場人物のお一人でした。本物です^_^









咸さんはリョンヒさんの教え子でした。久々の再会ですね。







イケメン三銃士の周りには美人熟女が勢ぞろい❗️







平石さんのアピールです。

・平石さん

我々日本人はマスコミによって共和国のイメージを悪く刷り込まれていると思います。私も朝鮮学校の皆さんと付き合う中で、まったく同じ人間であるし、普通に付き合えば済む話です。いつまでも悪い国のように言い続ける日本はどうなんでしょう。

この連休中、平成のおわり、令和の始まりとマスコミはたきつけていましたが、時代の代わりに元号を使っているのは日本だけです。中国もとっくの昔に無くなっています。これは天皇制です。昭和天皇が何をしたのでしょうか。天皇はいつでも政治に利用される。昭和天皇の名においてアジアで戦争の時たくさんのアジアの人を殺しました。アジア侵略戦争のけじめは何もついていないのです。南京大虐殺も徴用工の被害者も挺身隊の被害者もちゃんと謝罪してくれと言っているのです。謝罪と補償をちゃんとすれば済むことです。

ドイツはちゃんとしてきました。日本だけです戦後70年経っても謝らないどころか、南京大虐殺はなかったとか徴用工はかってに言ってるだけだとか、歴史を歪曲しているのです。恥ずべきことです。

平成から令和へのばか騒ぎも、新しい時代に新しい憲法を作ろうというところへ持っていこうとするものと思っています。

この夏の参議院選挙は衆議院とダブル選挙だと盛んに言われています。もう一つ消費税を5%に下げることによって野党の抵抗をなくし自民党の支持を圧倒的なものにして改憲発議を狙っているとも言われています。

新しい時代に新しい憲法をというところでしょうが中身は現憲法とあまり変わらない、大日本帝国の時代の憲法です。9条もさることながら緊急事態条項を許すと国会もすべて機能しなくなります。それほど危険な憲法を変えるために安倍政権はあらゆる手を使おうとしています。これが10連休でありばか騒ぎなんです。

私たちは今の安倍政権の意図をしっかり見ておかなければなりません。私たちはしっかり監視し声をあげていきましょう。維新も明らかに改憲勢力です。自民の補完勢力です。引き続き頑張りましょう。










柴田さん、沖縄から帰ってきたのですね。昨日は映画「雪道」でお会いしましたね^_^









申さん!










朴栄致さんのアピールです。

・アボジから

朝鮮学校に子どもを通わせる二人の子のアボジです。先日安倍首相は6か国協議の参加国の中で共和国と首脳会談行っていないのは日本だけだというので、金正恩委員長と無条件で会談を行う考えがあると言いました。無条件で会うという言葉はどちらが言う言葉でしょうか。

日本政府はミサイル発射・拉致問題を前面に出してそれらが解決しなければ高校無償化も適用しないと、朝鮮高校のみを排除してきました。弱い者いじめをするかのように外交問題を教育現場に持ち込んで朝鮮学校だけを差別する。他の外国人学校は認めている。このような中で少なくとも、朝鮮学校に対する日本政府の差別を是正しますので日朝首脳会談してもらえませんかというならまだしも、無条件でする用意があるとはどちらが言う言葉でしょうか。

朝鮮学校へ子どもを送っている保護者として思った次第です。

新しい時代と大騒ぎしていますが、せっかく新しい令和に入ったならば、朝鮮学校に対する差別、在日外国人に対する官制ヘイトを是正する元号になればいいのではないかと思います。

来年は平和の祭典オリンピックがあります。外国人が何百万も来るかもしれません。足元では在日の外国人、在日朝鮮人韓国人が通う朝鮮学校への差別的政策を行いつつ、観光に来る外国人には平和ですよと歓迎するムードを作っていく。もう少し新しい時代に差別を是正するきっかけになったらいいなと思います。新しい知事さんも本当に新しい大阪作る気があるなら、朝鮮人が多く住むこの大阪から差別を是正する動きを作ってほしいと思います。


10連休とサミットで3日休みになる、その授業時間の埋め合わせに夏休みが何日か遅くなる、一番暑い日に授業することになります。

朝鮮学校の多くはエアコン設備さえ無い中で命の危険もあります。目の前の朝鮮学校の現状を見てほしい。足元の子どもたちの顔・生活を見て行政を行ってほしいと思います。

第4初級ではこの夏の猛暑を想定して、保護者・地域同胞で6月にエアコン設備を導入しようと頑張っています。大人が子どもを守らなければならない。しっかりしてくださいよ。



















今日は若いアボジたちも大勢来ています。^_^




歌舞団の舞姫も!











杉岡さん!





いつもにこやかに平田さん❗️























方さん、申さん、昨日は「雪道」の上映会お疲れ様でした。

























高さんに柳さん!



















オモニのアピールです。

・オモニ

新しい知事、忙しいでしょう。

即位の日にテレビやニュースで、何度も世界の平和を願いますと聞きました。

知事、世界の平和ってなんですか。世界の平和って、これからの未来に羽ばたく子どもたちの権利を奪うことですか。

世界の平和って子どもたちに差別だけを印象付け悲しい思いをさせることですか。

私は世界平和って私たちとも手をつなぐことだと思います。世界平和って私たちと仲良くすることではないですか。

知事、即位の日の言葉をもう一度読み直してください。世界平和という言葉は差別のない国を作ることだと思います。私たちと手をつなぐことは世界平和につながります。

大阪の街もきっといい街になります。私たち朝鮮学校の子どもたちを・オモニたちをもっと知っていただきたいです。朝鮮学校の子どもたち・オモニたちの願いを受け止めてください。お願いします。













火曜バンドはずっと演奏を続けています。













秦さん、間に合いましたね。











長崎さんが繋ぎます。

・長崎さん

大人が子どもを守るのは行政の責任です。東京は石原知事の時補助金を打ち切りました。耐震工事には朝鮮学校にも補助金を出しました。

大阪は補助金は一切ありません。


・長崎さん

行政がなすべきことは何か。私は土井たか子さんの言葉を思い出します。

政治家のすべき仕事は人々の心の中にある希望を繋いで組織化することだと。

そして政治家が一番してはならないことは人の心の中にある負のもの、ねたみや差別やそういうものを煽動してはいけない。それが戦争につながると言っておられました。

わたしは政治ではなかなか声が届かない小さな声に寄り添い声を届けるのが政治家の仕事ではないかと思います。











メモを取り続ける陶山さん❗️










火曜バンド木村さんの背中❗️自家製のゼッケンです。







キャンディアジュンマ出現❗️今日も愛の配達です。^_^















オモニ会の皆さんのシュプレヒコールと歌「声よ集まれ 歌となれ」が続いています❗️

・オモニ

上の子が高校1年生に上がったのですが、今朝鮮学校に通っている高校生は、日本の大学に通うためには公認試験を受けなければならなくて、今ぶち当たっている壁が、なぜ高校に通っているのに別の試験を受けなければならないかということです。

ウリハッキョに通って民族のことを知って夢と希望をもって自分の夢をかなえてほしいというのが保護者の願いです。

子どもにあなたたちは差別されているんだよと言いたくなくて、でもひしひしと環境によって子どもたちが傷つくことがとても怖いです。

大人の責任でどうにか私たちの代でこういうことがなくなるようにしていきたいと思います。






















歌「声よ集まれ歌となれ」


シュプレヒコール

・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ
・朝鮮学校の子どもたちを差別するな
・朝鮮学校に高校無償化を適用せよ
・朝鮮学校に補助金を復活せよ
・行政が差別するな














大村さんもアピールです。

・大村さん

私も先日朝鮮民主主義人民共和国へ行ってきました。

私は1990年初めて行ったときは新潟から船で元山港へ行きました。

金剛山へも行きました。金剛山も登りました。朝鮮の人々に触れ合いました。今年で8回目となりました。

この前2015年に行ってこの3年間でも朝鮮の発展・変化にびっくりしました。

先日マラソン大会が平壌であったのをテレビのニュースで見ましたら、電動自転車が走っていると言っていました。コメンテーターが「電動自転車、この時だけ平壌に集めたのだろう」と言っていました。

実際この前平壌で見ましたら電動自転車はあらゆる所で走っていました。また高層ビルが建っているのも、コメンテーターが「張りぼてだろう」と言っていました。

実際に一室の家庭の中を見せてもらいました。私たちと同じ生活があると実感するものでした。

今年特に関心を持ったのは子どもたちの教育です。毎回小学校や中学校を見学させてもらっていましたが、今年は教員を養成する大学にも行かせてもらいました。素晴らしい教員の資質を高める教育が行われていました。

子どもを大事にするから、その子どもを育てる教育をする教員の資質を高めていく、これこそがこの国の在り方なんだと感じました。

子どもたちは国の宝だ、子どもたちは国の王様だ、これは朝鮮の指導者がおっしゃる言葉です。

日本では子どもの虐待が増え、子どもたちに学校でどのような教育がなされているのか、教員はいろいろ悩みながらやっているけど、国を挙げて子どもを大切にしようということ、このことを本当に実感しました。

また共同農場に行きましたら、そこにはきっちりと小学校も中学校もあり、そこで働く人たちの託児所・保育所も見せてもらいました。子どもたちはどこの国の子どもたちも一緒です。私たちを見たら手を振って楽しそうに笑顔で迎えてくれました。


またメーデーの祝日には公園には家族連れがいっぱい集まって、焼肉を囲んでおいしい料理で飲んだり歌ったり踊ったり、私たちに「飲んで行けや・食べて行けや」と誘ってくれるのです。こういった温かさ、どこの国の人も同じ人間だということを感じました。朝鮮の人々の温かさ優しさに触れた朝鮮訪問でした。

経済制裁で締め付けようとしている国際間そして日本、でもその中で朝鮮の人々は自力創生ということでこの経済制裁にもめげないどんな圧力にもめげないで自分たちでしっかりとこの国を守っていくその姿をまざまざと感じました。

人々はとても姿勢がいいです。朝鮮人として誇らしく生きていっている姿だと感じました。そして朝鮮学校の子どもたち、朝鮮の人々とつながっている、自分たちが朝鮮人であるということ、このことを誇りに思いながら毎日を頑張っている姿、これを重ねて今回の旅を終えました。

向こうの方が「日本に住んでる在日同胞、その人たちのために日本人はこの戦争責任の問題としてやらなければいけない。朝鮮学校の子どもたちのこと、在日同胞の権利のこと、このことは日本の戦後責任の問題としてきっちりと考えて行動してほしい」と話されました。

私自身日本人としてこのことが一番の考えることとして行動していきたいと思います。





































最後の歌は大村さんの音頭で「勝利のその日まで」❗️




















みんなで駐輪場に集まりました。申し送りです。





















咸さんもアピールします。







タルオルムの本公演「中天」のPRもしました。

6月28日金曜は15時と19時開演

6月29日土曜日は13時と17時開演です。是非見に行ってください。








国際部の方から府庁内でのロビー活動についての報告がありました。






オモニ会代表も報告してくれました。










チョグッスンさんもアピールしました。





















久しぶりに有志でランチ食べて帰路につきました。来週も頑張ります。^_^







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