今日は26日です。さすが2週間過ぎたら何を書いてよいやら、忘れてしまいました。
大阪では13日に上演されましたが神戸が19日、京都が25日上演だったので、昨日まで我慢してアップするのを控えていたのです。
とにかく写真だけでもご覧ください。遠くで発光禁止で写しているので、良く見えませんが雰囲気だけ味わってくださいね。
又色々書くこと思い出したら、追加していきますので・・・
歴史上の出来事を年代順に記したものを「クロニクル」というそうです。年代記と云えば良いでしょうか。
9月13日土曜日、晴れの日でした。
午後3時に開演です。
5分前に空いていた席について、一息入れていたら、ミニスカートをはいた少女が私に「ガールズバンド」に入会を勧めるチラシを持ってきました。
なんと教え子のムン・イスルです。すでに演劇が始まっているのです。
すぐに場内は暗くなって映像が流れ始めました。
キム・ジョンホ先生登場です。簡単なご挨拶を兼ねてのお喋りです。(この演劇の演出者であり、出演者でもあります。)
素晴しい言葉が一杯詰まった脚本は、朝大の李英哲先生が書いてくださいました。
凄い迫力のあるバンドをバックに伝説の少女「ナビ(蝶々)」が歌いだしました。(シンガソングライターのファスンさん)
主人公の少女たちの登場です。廃校になった校舎での「ナビ&パルチザン」の最後のコンサートを見た二人の女の子は10年後高校生になりました。
ミレは中級部から日本の学校に行き、ソヒは朝高に通っています。幼馴染の二人は「ガールズ・バンド」を再開しょうと燃えるのです。
上の写真の婦警役の生徒は、なんとなんと「60万回のトライ」に出ている九州のマドンナ「ナナ」ですよ。
もう大学生になったのですね。
10年前朝鮮学校を廃校に持ち込んだ張本人の一人である警官が、又現れて邪魔をします。
ソヒの兄カウィの登場です。教え子の元ラグビー部員リ・ギョンジュの登場です。(7月にスイスの国連にも行ってきました。)
カウィは一時、不良少年と呼ばれていたが、バンドでドラムをたたくことによって更生しました。しかし警官に騙されライブの途中に逃げ出した過去があります。後に「ナビ」を救うため学校に乗り込みますが、警官にとらえられ暴行を受けた末、片一方の耳が聞こえなくなります。
その後カウィは廃人の様になり無気力に生きてきたのです。
「朴成徳 作詞、ルンヒャン 作曲 」
チョゴリ
まぶしいチョゴリの白で この身体を包み
夢におどるオッコルム やさしい風になびかせ
ウリハッキョへと続く坂道を 毎日登ってゆく
愛しい妹たちよ オンニの話を聞いておくれ
ふるさとの地が悲しみの歴史を刻んだ時
わが子を奪われたオモニたちの涙がしみこみ
鳳仙花のようなかよわい少女の血に染まったチョゴリを
悲しみの川の水で 洗ったんだよ ああ ああ
異郷の地 刃のような風が吹きすさんでも
心の中のチョゴリを脱ぎ捨てぬよう そうして生きてきたんだよ
ウリハッキョへと続く坂道を 毎日登ってゆく
愛しい妹たちよ 顔をあげて話を聞いておくれ
この歌は朴成徳さんが書かれた歌詞に、ルンヒャンさんが曲を付けたのですが、東京朝高の廊下に展示してあるチマチョゴリの下に歌詞が書かれてあるそうです。
3年前に東京朝高を訪問された友人の三田さんが、この歌の歌詞が知りたいと仰ったので、一生懸命翻訳した日のことを今も忘れていません。
10年前「歌姫ナビ」がコンサートを終え、チマチョゴリ姿で屋上に上り、最後まで歌を歌い警官隊に抵抗したが逮捕されたそうな・・・
家庭の事情で日本学校に行かざるを得なかったミレが、その血まみれのチョゴリを着て、自分の想いのたけをぶちまけます。
みんなで初級部の時に習った「チョソンの歌」を熱唱します。歌というよりは心の叫びと云うべきでしょう。どんなことがあってもウリハッキョを守り抜くぞ、という登場人物たちの決意が歌に溢れ思わず涙してしまいました。私たちの気持ち、そのままだったからでしょう。
公演が終わりました。出演者たちの熱演がひしひしと伝わりましたが、感情が溢れすぎセリフを聞き取れなかったために、内容がよく伝わらなかった生徒もいたようで、それだけが残念です。
公演終了後朝大生のスイスでの活動報告がありました。
写真の生徒さんは広島出身のファン・ヒナさんです。
2010年11月、「朝鮮学校無償化除外反対アンソロジー」を出版し、一番最初に広島で朗読会を開いたのですが、その時高三だったヒナさんは生徒会会長でした。
しっかりと自作詩を朗読してくれました。もう大学4年生になり国連まで行ってきたのですね。感無量です。
昨年はオモニ会の代表が全国の学生と同胞たちが作ったツルミ(鶴)を持って国連に乗り込みましたが、今年は朝大生代表、留学同代表、青商会代表、人権協会代表等がスイスに行き、地道なロビー活動を展開することに依って、8月29日、国連人種差別撤廃委員会から日本政府に対し、朝鮮の子供たちの教育権を妨げる法規定及び政府による行為について懸念する。ヘイトスピーチを止めさせるようにと勧告が言い渡されました。
最後にアンコールです。ファスンさんが「ウリルル ポシラ」を熱唱してくれました。
会場の玄関に貼ってありました。
外に出るとすっかり陽が落ちていました。
歩いていたらひまわりが咲いていました。夏の終わりを告げるように・・・
感動で胸がいっぱいになった1日でした。演劇は良いですね。又演劇に出たくなりました・・・
大阪では13日に上演されましたが神戸が19日、京都が25日上演だったので、昨日まで我慢してアップするのを控えていたのです。
とにかく写真だけでもご覧ください。遠くで発光禁止で写しているので、良く見えませんが雰囲気だけ味わってくださいね。
又色々書くこと思い出したら、追加していきますので・・・
歴史上の出来事を年代順に記したものを「クロニクル」というそうです。年代記と云えば良いでしょうか。
9月13日土曜日、晴れの日でした。
午後3時に開演です。
5分前に空いていた席について、一息入れていたら、ミニスカートをはいた少女が私に「ガールズバンド」に入会を勧めるチラシを持ってきました。
なんと教え子のムン・イスルです。すでに演劇が始まっているのです。
すぐに場内は暗くなって映像が流れ始めました。
キム・ジョンホ先生登場です。簡単なご挨拶を兼ねてのお喋りです。(この演劇の演出者であり、出演者でもあります。)
素晴しい言葉が一杯詰まった脚本は、朝大の李英哲先生が書いてくださいました。
凄い迫力のあるバンドをバックに伝説の少女「ナビ(蝶々)」が歌いだしました。(シンガソングライターのファスンさん)
主人公の少女たちの登場です。廃校になった校舎での「ナビ&パルチザン」の最後のコンサートを見た二人の女の子は10年後高校生になりました。
ミレは中級部から日本の学校に行き、ソヒは朝高に通っています。幼馴染の二人は「ガールズ・バンド」を再開しょうと燃えるのです。
上の写真の婦警役の生徒は、なんとなんと「60万回のトライ」に出ている九州のマドンナ「ナナ」ですよ。
もう大学生になったのですね。
10年前朝鮮学校を廃校に持ち込んだ張本人の一人である警官が、又現れて邪魔をします。
ソヒの兄カウィの登場です。教え子の元ラグビー部員リ・ギョンジュの登場です。(7月にスイスの国連にも行ってきました。)
カウィは一時、不良少年と呼ばれていたが、バンドでドラムをたたくことによって更生しました。しかし警官に騙されライブの途中に逃げ出した過去があります。後に「ナビ」を救うため学校に乗り込みますが、警官にとらえられ暴行を受けた末、片一方の耳が聞こえなくなります。
その後カウィは廃人の様になり無気力に生きてきたのです。
「朴成徳 作詞、ルンヒャン 作曲 」
チョゴリ
まぶしいチョゴリの白で この身体を包み
夢におどるオッコルム やさしい風になびかせ
ウリハッキョへと続く坂道を 毎日登ってゆく
愛しい妹たちよ オンニの話を聞いておくれ
ふるさとの地が悲しみの歴史を刻んだ時
わが子を奪われたオモニたちの涙がしみこみ
鳳仙花のようなかよわい少女の血に染まったチョゴリを
悲しみの川の水で 洗ったんだよ ああ ああ
異郷の地 刃のような風が吹きすさんでも
心の中のチョゴリを脱ぎ捨てぬよう そうして生きてきたんだよ
ウリハッキョへと続く坂道を 毎日登ってゆく
愛しい妹たちよ 顔をあげて話を聞いておくれ
この歌は朴成徳さんが書かれた歌詞に、ルンヒャンさんが曲を付けたのですが、東京朝高の廊下に展示してあるチマチョゴリの下に歌詞が書かれてあるそうです。
3年前に東京朝高を訪問された友人の三田さんが、この歌の歌詞が知りたいと仰ったので、一生懸命翻訳した日のことを今も忘れていません。
10年前「歌姫ナビ」がコンサートを終え、チマチョゴリ姿で屋上に上り、最後まで歌を歌い警官隊に抵抗したが逮捕されたそうな・・・
家庭の事情で日本学校に行かざるを得なかったミレが、その血まみれのチョゴリを着て、自分の想いのたけをぶちまけます。
みんなで初級部の時に習った「チョソンの歌」を熱唱します。歌というよりは心の叫びと云うべきでしょう。どんなことがあってもウリハッキョを守り抜くぞ、という登場人物たちの決意が歌に溢れ思わず涙してしまいました。私たちの気持ち、そのままだったからでしょう。
公演が終わりました。出演者たちの熱演がひしひしと伝わりましたが、感情が溢れすぎセリフを聞き取れなかったために、内容がよく伝わらなかった生徒もいたようで、それだけが残念です。
公演終了後朝大生のスイスでの活動報告がありました。
写真の生徒さんは広島出身のファン・ヒナさんです。
2010年11月、「朝鮮学校無償化除外反対アンソロジー」を出版し、一番最初に広島で朗読会を開いたのですが、その時高三だったヒナさんは生徒会会長でした。
しっかりと自作詩を朗読してくれました。もう大学4年生になり国連まで行ってきたのですね。感無量です。
昨年はオモニ会の代表が全国の学生と同胞たちが作ったツルミ(鶴)を持って国連に乗り込みましたが、今年は朝大生代表、留学同代表、青商会代表、人権協会代表等がスイスに行き、地道なロビー活動を展開することに依って、8月29日、国連人種差別撤廃委員会から日本政府に対し、朝鮮の子供たちの教育権を妨げる法規定及び政府による行為について懸念する。ヘイトスピーチを止めさせるようにと勧告が言い渡されました。
最後にアンコールです。ファスンさんが「ウリルル ポシラ」を熱唱してくれました。
会場の玄関に貼ってありました。
外に出るとすっかり陽が落ちていました。
歩いていたらひまわりが咲いていました。夏の終わりを告げるように・・・
感動で胸がいっぱいになった1日でした。演劇は良いですね。又演劇に出たくなりました・・・
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