ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

5月24日、472回目の「火曜日行動」です。

2022-05-24 14:28:00 | 火曜日






今日のレポーターはハルモニ会の木村さん、写真撮影は松尾さんです。今日も心一つに発信してまいります。



長崎さんの第一声始まりました。

☆長崎さん

今日は30度を超える夏日ですが、暑くても寒くても私たちは朝鮮学校の子どもたちの笑顔を守るため、2012年4月17日から毎週火曜日、私たちはこの場にもう10年も立ちつづけてきました。入学式が過ぎ、今は5月。

5月22日には私の居ります生野区の第四(チェーサー)初級学校で運動会がありました。第四初級学校は、来年度には生野初級学校で新しいスタートを切ります。最後の運動会だということで「クライマックス運動会」として盛開催され、二次会として焼き肉の交流会がありました。朝鮮学校を支えてきたハラボジ・ハルモニ(おじいさん・おばあさん)、それぞれが朝鮮学校に対して深い思いを抱いていることを交流するたびに感じます。

この府庁前でかつて阪神教育闘争があり、朝鮮学校廃止命令が出され、朝鮮学校で学ぶことを求めて3万人もの人たちがこの場に集まったということを折に触れて皆さんにお話ししています。運動会に集まったハルモニの中にも、子どもの頃朝鮮学校に来ており、それがつぶされる中で逃げ惑った思い、そして日本の学校に行かなければならなかった時代の思い、本当に貴重な思いが生きた証人として語られました。かつて奪われた学校だからこそ、自分の子どもたちは孫たちが朝鮮学校で学び、自分の国の言葉を愛し、堂々と生きている。運動会で子どもたちが踊る農楽や民俗の音楽に観客の方々から大きな拍手がわき、ハルモニ・ハラボジが本当にうれしそうに目を細めて子どもたちを見守っています。

今はもう4世、5世になっていますが、時代を越えても、子どもたちの中に自分が何者であるのか、そして自分のことを愛するがこそ、日本の国の文化を愛し、日本の人たちと手を取り合って生きていける、そんな子どもたちに育っていることをいつも朝鮮学校を訪れる際に感じます。
朝鮮学校と出会うことで、それまで偏見や様々な考えを持っていた多くの日本人も、朝鮮学校に来ると、まさに「目からうろこ」と表現しますが、新鮮な驚きと出会ったことで自分が変えられていく喜びを語っています。
ある日本の大学生は、朝鮮学校を訪れるまでは、日本に住んでいるのになぜ日本の学校に行かないのか、日本が嫌いなのか、と思っていたところ、朝鮮学校の公開授業に来て子どもたちの生き生きと学ぶ姿を見ると、朝鮮学校に行くのは、自分で自分のことが好きになるために行くのだと、自分自身は日本の学校でそのように学んできただろうか、と話していました。

ありのままの自分が好きになる、どこの国の人であれ、自分のルーツや文化に誇りを持ち、自分に対して自信があるからこそ、人に対して認めることができる、歪まない心、折れない心で人と出会って社会を作っていくことができるのです。
そんな朝鮮学校朝鮮学校は日本社会の宝です。

夏には参議院選挙がやってきますが、私たちの暮らしの中に違う人との差異を攻撃するのではなく、共存していく存在として違いを認めていく力、それが憲法にはあります。そんな政治のあり方が崩れていく中だからこそ、朝鮮学校が差別を受け、弾圧を受けています。

ぜひそんなことも含めて出会っていただきたいと思います。



火曜日バンドは不滅です❣️



今日も大野さんが1番にマイクを持たれました。

☆大野さん

今日もたいへん暑いですね。
私自身差別されたルーツを持つ身ですが、弾圧されたり、差別されたり、日本の世の中がまだまだよくなるどころか悪くなると感じています。朝鮮の文化・教育・祖国を純粋に学ぼうと朝鮮学校で学ぶことが政治の動向や上に立人の差別の心で阻害されていることを痛感しております。

昨日アメリカのバイデン大統領が来られて声明を発表しました。アジアの中で中国・朝鮮を孤立させる方向が明らかになりました。首相は今までの日本の軍事予算を倍にすると明言しております。世界で第三位の軍事力を持つと。これまで軍事費の大幅増を狙ってきましたが、国民の抵抗に阻まれてきました。しかし、今回ばかりは予算を倍にしたいという意図があからさまに出されています。
憲法改正問題が近いうちに国民投票法案を始め、出されていくでしょう。

先日、あるアンケートで、憲法を改正すべきというのが55%だという調査の結果が発表されました。しかし、その調査というのがわずか1,000人ほどのものでしかありません。それで、過半数が望んでいると。

私たちは平和教育を受け、平和、自由、平等の大切さを習ってきました。しかし、今の学校ではどんな教育をしているのでしょうか? それより朝鮮学校は差別されて当たり前だと? さらに朝鮮・中国に戦争を仕掛けることを容認するのでしょうか。自衛隊が軍隊となれば参戦するのでしょうか?

バイデン大統領は「台湾有事の時は中国を攻める」と発言しました。日本はその先兵として中国に攻めることになるのでしょうか? 石垣、奄美、宮古などで着々と準備が進められています。
この運動も、差別は戦争とつながるということを肝に銘じて、運動を発展させていきましょう。




イケメン三人衆健在です。



田中さんがマイクを持たれました^_^

☆田中直子さん

ここに来るまでに、豊中駅前で、カジノに反対する住民投票の署名に取り組んできました。有権者の50分に1人の署名なんて、初めは不可能かと思いましたが、ここにきて、みんなのがんばりによって不可能ではないという気がしてきました。

「カジノの是非は府民が決める住民投票を求める会」では、成立を目指す住民投票条例案で、大阪府民は国籍に関係なく投票できるものとしています。条例が成立したら、皆さん、是非投票してください。

森友問題は重要な局面を迎えています。被告・国は「認諾」という形でお金を払って裁判から逃げてしまいましたが、佐川さんに対する損害賠償裁判は続いており、明日2時から大阪地裁で開廷します。みなさん、よろしくお願いします。



初めて来られた方がマイクを持たれました。

☆初めて参加した女性

私の友人に在日コリアンの方がいます。彼女は朝鮮学校を卒業した方です。 仲良くなるに従って、朝鮮学校でイベントがあれば、一緒に連れて行ってくださり、 映画や舞踊を見に連れて行ってくださりました。

私は長年日本に住んできて、日本人としての誇りについてあまり考えたことがありませんでした。でも、彼女が朝鮮学校について語る姿を見て、彼女はなぜ自分のルーツを大事にしているのかな、と思いました。そこから関心を持つようになりました。自分のルーツに誇りを持つ友人が本当に素敵だと思います。そのような人が家族や友人にいれば見方が変わるのではないかと思います。

私の父は外国人(バングラデシュ)です。でも、家族なので、外国人として捉えたことはありません。父であり、家族です。それと同じで、その人がどんなバックグラウンドを持っていても、自分の友人であることにはかわりがありません。心ないことを言われれば、胸が痛むのはみな同じではないでしょうか。様々なレッテルがあって、人の目もあってうまく行動に移すことができないことも多いと思います。でも、私は、友人のために何かできることがあるのがうれしい、と感じております。ありがとうございます。



大村さんもマイクを持たれました。

☆大村さん

だんだん暑くなってきました先日、日曜日、城北朝鮮初級学校で3年ぶりに親子交流会が行われました。運動場いっぱいを使って、サッカー、バレーボール、オセロ、椅子取りゲームを楽しみました。それからアボジ・オモニの用意した焼き肉で楽しい一日を過ごしました。

補助金を打ち切られて経済的にはたいへんな中でも、保護者が子どもを朝鮮学校に通わせているのは、そこでアイデンティティーを育むことが自分にとって大切だと考えているからです。子どもたちは学校で歴史・文化・言語を学ぶことが楽しいのです。

学校は世間で言うところのみすぼらしいものです。数年前の台風で屋根が壊れたときも自力で修繕しました。地震対策はまだできておりません。びくびくしております。行政は朝鮮学校に対して何の援助もしないのです。施しではありません。プールもないし、理科室もない、家庭科室、給食もない朝鮮学校ですが、子どもたちは自分が朝鮮人であるという自覚を持っています。枚方の一番遠くから城北に通う子どもが言っていました。「ぼくは朝鮮人だからこの学校に通っている」のだと。朝鮮学校のこと対して反日教育をしているととがった考えをしている日本人もウトロで放火事件がありました。この被告は、朝鮮学校のことを「年間500億円ももらって反日教育をしている」という根も葉もないデタラメを信じていると語っていました。それがヘイトクライムにまでなってしまいました。
私たちは真実を見極めましょう!



オモニたちを先頭にシュプレヒコールと合唱「声よ集まれ 歌となれ」が高らかに歌われています。

☆オモニ

きーつけやー
あんたのことやでー
その差別
みんなで豊かな社会作ってみない?
その方が楽しいよ!

私は朝鮮学校に子どもを通わせている保護者です。

今年1年生になった次男は朝鮮学校で一生懸命、朝鮮語と日本語を楽しく学んでいます。ひらがなを覚え、いろんな単語、朝鮮の歌、いろんな挨拶を学んでいます。子どもの口から毎日何を習ったのかを聞いていると、私も楽しくなってきます。

そんな我が子が通う朝鮮学校には本当にたくさんの愛があふれています。先生方、朝鮮学校を訪れる方々のいろんな愛が詰まった朝鮮学校を、基礎教育、民族のルーツを大切に大切にして受けている教育をこの日本社会で認め、社会的な保証を当たり前のごとく、日本で生まれ育った私たち、そして私たちの子どもへ、与えていただきたいと思います。

当たり前のことが当たり前に行われる社会が人間一人一人を大切にする社会へとつながっていくと思います。社会的にいろいろ課題があると思いますが、それを一緒に解決していく、そのひとつとして、朝鮮学校をまっすぐ、まっすぐ見つめていただきたいと思います。
コロナで難しいときがあるかもしれませんが、学校に来られる機会を作っていきたいと思います。

歌とシュプレヒコール

『声よ集まれ、歌となれ』

・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ!
・朝鮮高校に高校無償化を適用せよ!
・朝鮮学校の子どもたちを差別するな!
・朝鮮学校の補助金支給を復活させよう!
・行政が差別するな!




最後の歌は名テナー姜さんの音頭で「勝利のその日まで」!

駐輪場での申し送りです。
初めて来られた足立さんのお友達が自己紹介をされました。


来週はもっと暑かもしれません。くれぐれもご自愛くださいね。ではまた府庁前でおめにかかります。

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