ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

3月2日、417回目の「火曜日行動」です。

2021-03-02 17:03:00 | 火曜日
大雨降る中、二週間ぶりの火曜日行動が始まりました。









今日のレポーターはハルモニ会の陶山さん、写真撮影は松尾さんですが、雨と風がきつすぎてちゃんとお知らせできないかも知れません。ご了承下さいね。










長崎さんの第一声始まりました。

長崎さん

今日は本当に冷たい雨と風の一日になっています。でもこんな雨の中でも私たちは、朝鮮学校の子どもたちの笑顔と夢を、大人が奪うことはできない、そんな思いで朝鮮学校への補助金復活と高校無償化の実現、幼児教育の無償化適用を求めて、火曜日行動の仲間が集まって声をあげています。

3月になって春の嵐の中でも火曜日バンドは元気に音を奏でています。朝鮮学校でも日本の学校でもコロナ禍の中で様々な行事が変則で行われた年でした。3月は卒業式が行われます。朝鮮学校の卒業生が、火曜日行動に参加する中で、自分たちが味わった朝鮮学校への差別を、後輩には渡したくない、ぜひ自分たちの妹や弟たちが朝鮮学校で安心して学べるように高校無償化を実現してほしい、朝鮮学校への補助金を復活してほしい、幼い幼稚園の子どもたちを差別しないでほしい、自分たちが自分自身として誇りを持って生きるために、自分の国の言葉や文化を学ぶことが罪なんですか。何度となくこの場で訴えてきました。


 また今年も春が巡ってきます。3月は卒業式、4月は入学式。子どもたちが胸を膨らませて、社会や新しい学校に羽ばたいていくときに、子どもたちの心に悲しい思い、自分たちが日本の国からそして大阪府や大阪市から差別を受けているということを思って卒業し、また入学するとき差別をされているということを味あわせる、もうこんな春は終わりにしたいと思っています。子どもたちが夢をもって新しい学校に羽ばたいていく、それを応援するのが大人の役目です。


 コロナ禍の中で、もともと年収が低い人は、最も大きな打撃を受け、困難さはさらに続いています。政治・行政の役割は、政治や行政がたずさわらなければ、命が救われない、生活がやっていけない人にこそ、その声を汲み上げて寄り添うことではないでしょうか。定額給付金10万円、政令指定都市の中で最も遅かったのが大阪市でした。そしてコロナ禍の中で反対を押し切って住民投票を行いました。党利党略のために政治が行われている。これからの日本社会を支え一緒に生きていく大切な子どもたちが、傷つけられ、子どもたちの誇りを奪い、こうしたことを行政が続けている、これが大阪府にとってどれほど大きな損失なのか考えてください。


 昨日私のところに届いたニュースの中に、日本の公立の学校で民族学級を続けてきた、民族教育ネットワークから大阪府への申し入れ書が載っていました。その中に朝鮮学校のこともしっかり書かれていました。補助金の復活、無償化の適用、そして朝鮮学校を視察もせずに補助金を切ることに対して、大阪府として知事として朝鮮学校を訪問し見学することを求める。そのために民族学級の講師たちを中心に、朝鮮学校の見学会を主催するので、そこに知事として参加してほしい、こんな申し入れが書かれていました。

この大変な情勢の中でおかしいことにはおかしいと声をあげてもなかなか変えていくことができない中でも、この火曜日行動は400回を超えて続けています。ここには子どもやお孫さんを朝鮮学校に送り続けてきた当事者の方々、日本人として朝鮮学校の問題が、過去の歴史と向き合い、日本社会の民主主義実現のためには朝鮮学校への差別を変えていくことが日本人にとっての課題だ、そんな思いを持った仲間の皆さんが集まっています。マイクを繋いでいきます。




































火曜バンドはは健在ですが、風がきつくて何回も吹き飛ばされそうになって写真がうまく撮れません。涙

















大野さんがマイクを持たれました。

大野さん

 日朝市民連帯の大野です。ほんとに寒い中ご苦労様です。雨風が強い中、抗議行動をやるのは本当につらいことです。これをさせているのは国であり大阪府であります。

一日も早く朝鮮学校への補助を再開し、幼・保無償化もぜひやってほしい。差別行政がいつまでも続くというのは、私たち大阪市民にとっても在日朝鮮人にとってもほんとに敵対以外の何物でもないと思っています。

菅政権が大変な状況になっています。先日も山田さんが病気で入院した。何かあれば入院するということで、菅政権を支えてきた人を、菅さんは完全に見捨てるということを平気でやられています。これは安倍政権の中身と一緒で、モリカケ問題も全く一緒だと思っています。

政権は一般国民一般市民のことは考えず、自分たちの私権のことだけで動いていることはあらわになっています。吉村知事は連日テレビに出て吉村さん自身の考え方は広まっていると思われますが、差別的な行政について、これは絶対正してほしい。今ワクチンが話題になっていますが、一番心配なのはワクチンを在日外国人にも同等に接種させるのかということです。

朝鮮学校を平気で差別する行政であれば、こういうことも平気でやるのではないかと心配しています。このような余計な心配をさせないように、吉村知事、本当にみんな平等にしてください。

客観的に科学的にコロナ対策考えてほしい。また政府はオリンピックをやろうとやっきになっていますが、身近で目の前で差別的行政をやられていると、黙視できません。私たちは平和のため差別を正すためこうしてやっています。戦前に戦争突入するときに戦争反対を掲げた人たちは非国民扱いされた、弾圧された、という状況と似ていると思います。引き続き頑張ります。

吉村知事、本当に差別を無くして、朝鮮学校への補助金再開、高校無償化幼・保無償化を取り組んでいただきますようお願いします。
























火曜バンドが増えました、奈良から森本さんも久しぶりに来られました。




















アピールが続きます。

川島さん

 雨の中ご苦労様です。雨にも負けず風にも負けずあいさつを行います。ここであいさつするのは久しぶりです。私がここに立つのは、なぜ朝鮮学校だけ補助金が出ないのか、地方自治体の補助金もカットされ、朝鮮学校をつぶそうとしています。それに対して私は怒りに燃えてます。

朝鮮学校を絶対につぶしてはいけません。朝鮮民族の人たちが言葉を学ぶところです。なぜ民族学校をつぶそうとするのでしょうか。日本政府は人権、差別はアカンと言いながら、実際に朝鮮高校に対して差別を堂々とやっています。それにも私は怒りに燃えています。差別はアカンと言いながら実際差別を繰り返すという、非常に遺憾なことです。

今、私は日本と朝鮮の歴史を勉強していますが、日本は朝鮮の人たちにひどいことをしてきたか、同化政策、言葉を奪う、勝手なことをしてきました。その反省も全然ありません。又朝鮮学校をつぶして、言葉を覚える学校をつぶして、戦前と同じようなことをやっては、私たちは何が何でも朝鮮学校を、頑張って守っていかなアカンと思っています。私もこれからずっと連帯して頑張っていきます。頑張りましょう。











大村さんもマイクを持たれました。

大村さん

 雨の中皆さんご苦労様です。先日、城北朝鮮初級学校の芸術発表会がありました。コロナ禍で家族も人数制限もある中でやりましたが、子どもたち、3才から朝鮮語で演技をしたり歌ったり踊ったり、最初の司会は幼稚園の子どもがやりました。朝鮮語で。

こうやって民族の言葉を、そして踊り、歌、演技、そういったものを小さい子どもたちの時からしっかり身に着けていくということ、自分自身のアイデンテイテイーをしっかり持つということで、ほんとに大事な教育だなと思いました。民族教育をつぶしてはいけない、朝鮮学校を守らなければいけない、これは日本人の使命として、つくづく思いました。


 昨日3月1日、何の日かわかりますか。3月1日、日本では69年前、ビキニ環礁であの久保山さんが亡くなったりして、ビキニでの水爆実験で平和の日となっています。私が住んでいる枚方では、禁野火薬庫が爆発したので平和の日となっています。

ところが3月1日、日本人として忘れてはならないのですが、3・1独立運動、これは朝鮮半島で起こりました。今のソウルのタプコル公園、その当時はパゴダ公園と言いましたが、そこに集まって独立宣言文を読み上げました1,919年、今から102年前におこった出来事です。

これはなぜ起こったかというと、日本が朝鮮を植民地支配しているために、その中で起こった独立への運動です。日本ではほとんど報道されません。昨日、文在寅大統領がタプコル公園での式典で演説された簡単な記事が新聞の隅っこに載っていました。それくらいなんです。

でもこのことは植民地支配によって独立運動がおこったことを日本人は絶対に忘れてはいけないことだと思います。朝鮮学校はその植民地支配の責任をきっちり果たさないことによって、今のこの問題がおこっているのです。歴史の真実を私たち日本人は忘れてはいけないし、朝鮮学校の存在そのものが植民地支配の結果起こっているということを、私たちは肝に銘じて、朝鮮学校を日本人として守らなければいけないと思いました。




































アピールです。

平石さん

同志の皆さん、雨の中お疲れ様です。
府庁で働いている職員の皆さん聞いていますか。今日も私たちはここに立っています。

あなた方は内部から行政に向かって、知事に向かって声をあげてほしいと思います。労働組合がかつてはもっと闘っていたのですが、橋下知事に壊滅させられました。しかし個人では様々な思い、あるいは行政に対する不信や不満を持っている方は少なくないと思います。皆さん何らかの形で知事に声をあげてください。行政は堕落する一方です。

最近のことで言えば私はこの場では維新政治を批判しているのですが、あの愛知県の大村知事に対するリコール署名、あれを担っていたのは、事務局は日本維新の会のメンバーです。全くろくなことはしません。

行政はあるいは議員は、みんなのものである市民に対していい政治をするのが行政だと思いますが、今真逆です。あのリコールは8割以上が要件を満たしていない、偽装の署名であると。事務局のメンバーがやったということですが、こんなむちゃくちゃして、日本の民主主義制度の一つであるリコール制度を、こんな風にして破壊してしまうのですか。

アルバイトを集めてやったというそのお金はどこから出ているのですか。中心メンバーの高須院長も、名古屋の河村市長も関係ないと言っていますがそんなことはありません。事務局長の維新の皆さんちゃんと正直に白状してください。













森本さんがマイクを持たれました。

森本さん

 大和高田から来ました。緊急事態宣言の間、長いことお休みさせていただきました、その間、ずっと続けてくださった皆さん方に感謝申し上げます。ありがとうございました。どこか病気しているのではないかと心配もしていただきありがとうございました。その間に手編みのマフラーと詩をいただきとても感動しました。

今日はそのことで生まれた詩を読み上げます。

詩の国の人を讃えよう

いつもと同じように職場へ出かける朝
いつもと違って手編みのマフラーがある
心ウキウキ鏡の前に立つ
お爺になって初めて
いや、もしかして生まれて初めて
鏡の前の自分がオシャレに見えた
プレゼントしてくれたのはHさん
大阪で共に街宣活動する仲間だ
Hさんはマフラーをレギュラーメンバー
全員に贈ってくださった
無償化裁判唯一の勝利大阪地裁判決と同じくらい嬉しい
翻ってこちら、我が国ではコロナ禍にアベノマスクプレゼントだ
学術会議任命拒否の菅はコロナ禍に困ってる人を助けず罰する
森五輪組織委会長は女性蔑視発言で辞任
国会議員は銀座のクラブの物語

マフラーには「マフラー」という詩を添えてくださっている
詩「マフラー」は手編みのマフラーと温かさを競っている
詩の国の人を讃えよう
詩の国の人は自由だ
詩の国の人は本当のことを言う
詩の国にはウソも忖度も隷従もない
詩の国の人を讃えよう
そうすれば
暗黒の国にサッと光射す

以上です。ありがとうございました。
また意欲新たに、皆さんと闘います。
お会いできてうれしかったです。






オモニたちを先頭にシュプレヒコールと合唱「声や集まれ 歌となれ」です。

オモニ

 3月15日まで幼・保無償化の署名運動、ラストスパートになっていますので、一人でも多くの署名集めて、子どもたちに幼・保無償化が適用されるように頑張っていきましょう。

歌 「声よ集まれ歌となれ」

シュプレヒコール

 ・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ
・朝鮮学校の子どもたちを差別するな
・朝鮮学校に高校無償化を適用せよ
・朝鮮幼稚園に幼・保無償化を適用せよ
・朝鮮学校に補助金を復活せよ
・行政が差別するな






























最後の歌は歌舞団の金さんの音頭で「勝利のその日まで」‼️
























何回も何回も傘が飛ばされましたが、なんとか合唱を終え、いつもの申し送りも中断して帰路に着きました。来週は晴れますように、、、



追加








明日は3月3日だからと素敵なプレゼントをいただきました。ありがとうございます。

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