ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

5月14日、569回目の「火曜日行動」です。

2024-05-14 16:11:45 | 火曜日


569回目の「火曜日行動」今日のレポーターはハルモニ会の井上さんと横道さんです。



写真撮影は松尾さんと中山さんです。今日も心ひとつに発信して参りますね。



長崎さんの第一声です。

☆長崎さん

2012年の4月17日から私たちは毎週ここに立ち続けています。今日は569回目です。
朝鮮学校は相変わらず学校としての援助を打ち切られたままです。全国全ての自治体が補助金を打ち切っている訳ではありません。愛知県の大村知事は補助金を増額しています。近畿の中でも滋賀県も京都府も兵庫県も打ち切ってはいません。大阪だけが全国に先立って補助金を打ち切ってそのままです。府庁の外壁工事にも府民税が使われていますが、朝鮮学校の保護者や関係者の皆さんの払った税金も使われているのです。

今、少子化の大波が押し寄せています。8年も早く予想より少なくなってきた。大阪市も子どもの数が激減し、小中学校の統廃合が続いています。子どもを社会の宝として育てていく、こども基本法もそのような願いのもとに制定されましたが、残念ながら大阪では朝鮮学校の補助金が打ち切られたままになっています。

13年目を迎える火曜日行動に、当時中学生や高校生として参加し、今も連なり続けているシンさんが今日は参加されています。アピールをお願いします。



火曜日バンドは不滅です❗



参加者の皆さん❗



最初にアピールされたのは高校生時代から何回も火曜日行動に参加された申さん、今は東京で仕事をし、出張で大阪にきていますが、早速府庁前に来てくれました。

☆シンさん

府庁でお勤めの皆さま、火曜行動に参加されている皆さま、お久しぶりです。
東京で仕事しており、今日皆さまのお顔を拝見できて心が温かくなっています。うれしいです。

今日は仕事をしながら思ったことをお伝えします。
私はライブ制作の仕事をしています。先週まで京セラドームで、今週は大阪城ホールで仕事します。

最近、仕事の中で、ユニバーサルマナーという言葉を聞き、それについて勉強しました。
高齢者や障がい者、外国人など多様な方々の立場を考えて広い視野で向き合うためのアクションをユニバーサルマナーといいます。言葉や国籍、年齢や性別、障がいの有無にかかわらず誰にとっても利用しやすい社会、過ごしやすい社会をユニバーサルデザインと呼び、それに向き合う心をユニバーサルマナーといいます。

いろんな方々とディスカッションをして、高齢者、障がい者に対しての差別はなくしていこうという話はたくさん出て来ました。しかし、外国人に対しての言葉はひと言も出て来ませんでした。「外国人の方々は日本に来て楽しく生活しているよね」、それで終わってしまうんです。私は、外国人に対する差別は日本社会にたくさん残っていると思います。残っているから火曜日行動が今日も行われているのだと思います。大阪府庁の皆さまにこの声が届いているなら一度考えていただきたいです。

講習を受けている時の講師が、「ハードが変えられなくてもハートはすぐに変えられる」と最後におっしゃいました。世界を変えていく上で難しいことはたくさんあるが、一人ひとりの心を変えていくことによって世界がよりあたたかくなり、良心があふれる社会になっていくと思います。

火曜日行動の皆さま、毎週ありがとうございます。遠い東京ではありますが、これからも皆さまと一緒に闘っていきますので頑張っていきましょう。




青年同盟の梁さん(お兄さん)がマイクを持たれました。
☆チョチョンの若者

火曜日行動にご参加の皆さま、お疲れ様です。

本日、民族教育対策委員会があり、新入の学生、また日本の学校に転出して行った子たちの話を聞き、もっと在日朝鮮人社会の地位、ウリハッキョの地位が上がらないと改善されないと思いました。

何故、我々の存在が批判されるのか理解に苦しむ日々ですが、この状況に慣れてしまってはいけないと思います。政府や世界情勢のせいで人権や個人の利益、社会福祉などに目が届いていない状況に対して、一人で闘うのではなく団結して、次の世代のために頑張っていきたいと思います。ハムケ チャレナガㇷ゚シダ(ともにがんばりましょう)




青年同盟のハンさんもマイクを持たれました。

☆チョチョンの若者

今日この場に来て569回目という数字を見て考えさせられました。

高校無償化問題が露わになった時私は小学生でした。高校無償化という言葉の意味も分からなかった。それがこんなにも同胞社会に浸透した言葉となっているのはすごく口惜しい気持ちです。

高校2年生の時、大阪地裁での歴史的な勝利というのがありましたが、意味も分からないまま友達と涙を流して喜び合った思い出があります。小学生だった私が社会人2年目の今この場に立つことで569回の火曜日行動が、私たちの負けないぞという気持ちの表れでもありますが、569回を重ねてもまだ解決されないということに憤りを感じます。

私が見る同胞たちはいつも明るく、自分たちの尊厳を認めさせるために胸を張っている姿でした。同じ姿を後輩たちに見せてあげられるようにこれからもこの場で闘っていきたいと思います。共に頑張りましょう。



参加者の皆さん❗



青年同盟の梁さん(弟さん)もマイクを持たれました。

☆チョチョンの若者

若者に時間を下さってコマッスムニダ

森ノ宮から坂道を上がって来る時に、自分のハルモニの姿を思い出しながら今日来ました。

ハルモニは80歳くらいになっても背中を丸めながら自転車を降りて一歩一歩上って来ていました。569回目という数字を見てもそうですが、何年も何年も、ハルモニから孫の世代まで受け継ぐ、活動という意味では重要な意義はあるけれど、未だに続く差別、偏見があるということは悲しいことです。

兄も言いましたが、次の世代にはこうした差別や偏見がなくなるように若者も頑張っていくのでこれからも一緒に頑張っていきましょう。チャル プタカゲッスムニダ(よろしくお願いします。)



梁さん御兄弟は今は亡き梁鳳順ハルモニ(火曜行動常時参加者でした)のお孫さんたちです。





☆ オモニ

女性同盟生野支部から参加しています。今日はみなさん仕事を休んだり、抜けたりして参加しています。先ずアピールをしていただきます。



☆ オモニ

府庁で働くみなさん、わたし達府民のためにほんとうにお疲れ様です。

高校無償化から朝鮮学校が除外されて14年経ってしまいました。
わたしの息子が高校生の時に除外され、それから息子も結婚をし、孫も生まれ、わたしもおばあちゃんになりました。その孫のためにも継続して闘っていきたいと思います。

大阪府はどこの自治体より先に補助金を停止し、政府は幼保無償化制度からも除外しました。どこまでいじめたら気がすむのでしょうか。朝鮮学校のこども達を差別しないでください。差別を止めてください。
これからもこの運動、この火曜日行動は続けていきたいと思います。先にシンさんが言ったように、ハート♡がちょっとでも動いてくれたら嬉しく思います。
よろしくお願いします。

☆オモニたちと共に歌とシュプレヒコール

♪『声よ集まれ、歌となれ』♪
・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ!
・朝鮮学校の子どもたちを差別するな!
・朝鮮高校に高校無償化を適用せよ!
・朝鮮学校の補助金支給を復活せよ!
・行政が差別するな!
・みんなの力で豊かな共生社会を作ろう!


シュプレヒコールと合唱「声よ集まれ 歌となれ」が続いています。

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大村さんのアピールと最後の歌は「勝利のその日まで」❗❗

☆ 大村さん
府庁で働いていらっしゃるみなさん、ご通行中のみなさん。火曜日行動は569回目になりました。

わたしが初めて朝鮮学校に行った時、大変驚きました。
わたしは日本の学校で働いていましたので、日本の学校には当たり前のようにある施設が朝鮮学校にはありません。理科室、家庭科室、図書室、プールなどがありません。

最も驚いたのは保健室がないことです。養護教員がおられないことです。学校教育法で一条校には設置するのが義務になっています。
朝鮮学校は一条校でないということで、色々なものから無視され、今も続いています。

今、朝鮮学校でも保健室が重要だということで動き始めています。その取り組みのお話を聞く機会がありました。
現在17校の朝鮮学校に保健室があるのですが、養護(保健)の先生は全くのボランティアです。わたしは教員生活の中で養護の先生に大変助けられました。子どもの健康・安全は勿論、性教育や子どものメンタルの面でも大変助けられました。

保健の教育は人間の教育、人権の教育です。
「こども基本法」が去年から施行されました。大阪府にも「こども条例」があります。
“こどもがまんなか”と謳われているのだから「こども基本法」を朝鮮学校にも求めていきたいと思います。
わたし達は諦めません。その強い思いで一緒に歌いましょう!


♪「勝利のその日まで」



駐輪場での申し送りです



感動の再会です。二年前北海道のウリハッキョを訪問した時お会いしたソン先生が、火曜日行動に参加されたのです。大阪に転勤になった旦那様の尹先生と共に大阪に来られ、4月から大阪で勤務されているそうです。ようこそいらっしゃいました❗



来週も頑張れそうです。

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