最近注目しているテレビ番組があります。
NHK総合で、土曜朝8時15分より放送されている、『チコちゃんに叱られる』
永遠の5歳児チコちゃんが、ゲストの大人たちに素朴な質問をぶつけます。
「いってきますと言いながら手を振るのはなぜ?」
「年度はなぜ4月からはじまるの?」
「人はどうして足の子指をぶつけるの?」
等々、当たり前すぎて疑問にも思わないような質問をぶつけ、これに大人が答えられないと
【ボーっと生きてんじゃねーよ!】
と顔を真っ赤にし、目から火を噴いて怒り出す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/34/02e4adb2349b92453718feaef558b071.jpg)
МCはナインティナインの岡村隆史さん。チコちゃんの声はキム兄こと木村祐一さんが、ヴォイスチェンジャーで声を変えて演じています。
このチコちゃん。顔の表情が実にスムーズに動く。これは明らかにCGによるものですが、チコちゃんの見事な所は、顔の動きと身体の動き、そして声を当てるタイミングがピタリとあっているところです。
顔の動きがCGなのは間違いなく、身体の方は世間一般では着ぐるみだと思われているようです。
しかし着ぐるみにしては、余りにも動きがスムーズすぎ、着ぐるみ特有のぎこちなさが皆無なのはどういうわけだろう。
女の子独特のちょっとくねくねした動きとか実に自然だし、着ぐるみだとどうしても特有の「重さ」のようなものがでるのですが、それが感じられないんですよね。
私としては、あれは「モーションキャプチャー」ではないかと思っています。
人の肉体の細かい動きをコンピューターに取り込んでCG化する技術で、例えば『シン・ゴジラ』では能楽師の野村萬斎氏の動きを取り込んでゴジラの動きに当てています。あのように、やはり人の動きをCG化したものなのではあかろうか。
つまり撮影現場ではモーションキャプチャーの機材を身に装着した演者さんが、チコちゃんを演じているのではないだろうか、なんてことを考えておるわけです。
誰が演じているのだろう?初めはキム兄自身が演じているのではないかとも思いました。そう考えれば、チコちゃんの身体の動きと声がピッタリと合っている理由も納得できます。
しかしキム兄に、あの女の子特有の動きが再現できるだろうか?いかに芸達者なキム兄といえども、それは難しいのではあるまいか。
それに、鬚面のオッサンが女の子のようなクネクネ動きで、女の子言葉を使っている姿を見せられる出演者の皆さんは、色々な意味でキツイでしょうから(笑)さすがにそれはないかな。
声と身体が別々の人が演じているなら、あのピタリ感は奇跡的というほかはない。まあそれは、着ぐるみであったとしても同じなんですが。
うーむ、謎は深まるばかり……。
いずれにしても、NHKの技術力、侮り難し。
それにしても、ボーっと生きてる人、多いような気がしますね、自分も含めて。
ボーっとし過ぎて、本当に大事なことを見失なわないようにしなくちゃね。
チコちゃんに叱られないように。
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チコちゃんに叱られる〜〜ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3