風の向くまま薫るまま

その日その時、感じたままに。

聖域の森 ~むすび 祖霊信仰~

2016-07-06 10:07:01 | 雑論





縄文の森の神、山の神は田の神となって、変わらず人々に恵みを与え続けた、というのが、私の私見であります。

まっ、ズブの素人のいうことですから、適当に流して笑ってください。



ついでに申し上げるなら、田の神は祖霊でもある、とするのはどうでしょう?



日本には、亡くなった人は山へ還る、とする信仰があります。


御先祖様方は山にいて、里の子孫をずっと見守っているのだ、とする信仰です。



稲作には多くの労働力が必要でした。家族総出、村人総出で米作りにかからなければならなかった。

先祖代々の土地を耕し、稲を、作物を育て、それをまた子孫へと繋いでいく。そうやって日本人は、稲作を伝えてきたのです。


一枚の田んぼには、そうした先祖たちの血と汗と涙がしみ込んでいる。そこには、先祖の残した「思い」がしみ込んでいるのです。


そうした部分で、田の神信仰と祖霊信仰とが繋がったとしても、なんら不思議はないように、私には思えます。




死して山へと還った先祖は、今度は田の神となって、里へ下り、子孫を見守っている……。




何か、良いと思いません?(笑)