中城村北中城村清掃事務組合に関する記事が大分増えたので、この辺で、一度整理しておきます。
なお、このブログで同組合の記事が多いのは、組合を構成している中城村及び北中城村の関係者が組合が整備している溶融炉が、①国内では稼動している事例や長寿命化が行われた事例のない極めて特殊な溶融炉であることや、②「焼却炉+溶融炉」方式が既に時代遅れになっていること、また、③組合が溶融炉の長寿命化を行う時期を迎えていることや、④溶融炉の休止は法令(補助金適正化法)に違反していること、そして、ごみ処理計画は表向きは県の計画を上位計画として策定しているが、⑤実際は国の計画や県の計画には適合しない計画(国の補助金を利用できない計画)になっていることや、⑥内地では溶融スラグの安全性や利用先の確保が問題になっていること等について、十分に理解していないと思われるからです。
そして、記事が多い最大の理由は、沖縄県において同組合が、溶融炉の悲劇から脱出できる可能性が一番高い自治体だからです。
※は溶融炉の悲劇に関する記事です。
11月の記事一覧
もしも中城村北中城村清掃事務組合が「溶融炉を再稼動した場合」のリスクを考える ※
10月の記事一覧
改めて溶融炉の休止と廃止と再稼動に関する市町村(補助事業者)の法令違反を考える ※
那覇市南風原町環境施設組合と中城村北中城村清掃事務組合の比較(ごみ処理施設の整備費とごみ処理費)
休止していた溶融炉を再稼動するための補正予算に関する事務処理について(重要)
9月の記事一覧
ごみ処理計画を再改正して溶融炉を再稼動する場合の法的手続と注意事項
休止している溶融炉を再稼動する場合の地方財政法の規定に基づくチェックポイント
休止(廃止)している溶融炉の再稼動と長寿命化を考える(2) ※
ごみ処理施設の長寿命化に関する中城村と北中城村の住民のリスクについて考える ※
浦添市と中城村北中城村清掃事務組合のごみ処理計画の比較(一覧表)
中城村北中城村清掃事務組合のごみ処理計画と国の補助金を考える ※
沖縄県の廃棄物処理計画と中城村北中城村清掃事務組合のごみ処理計画の違い
溶融炉の有無とごみ処理費の比較(中城村北中城村清掃事務組合) ※
溶融炉を休止している市町村の長寿命化計画は誰がいつ頃決めるのか? ※
8月の記事一覧
南部広域行政組合と中城村北中城村清掃事務組合のごみ処理計画の違い
※組合が休止している溶融炉を再稼動した場合は、国の廃棄物処理施設整備計画及びインフラ長寿命化基本計画に従って長寿命化を行うことになるので、これから10年以上は、①運転経費が高い、②事故や故障のリスクが高い、③温室効果ガスの排出量が多い、④溶融スラグの利用を推進しなければならない、といった状況が続くことになります。そして、万が一、⑤事故や故障等により溶融炉が使えなくなった場合、又は⑥事故や故障等がなくても溶融スラグの利用が困難になった場合は補助金の交付の目的を達成していないことになるため、国から補助金の返還を求められることになります。
仮称「中城村の将来を考える会」のメンバーにも伝えておきます。
これからも貴重な情報を宜しくお願い致します。
沖縄に溶融炉は似合わないと考えています。
特に人口の少ない自治体にとっては、住民の負担が大きすぎると考えています。
これからも、情報を発信し続ける予定ですが、ブログだけでは限界があるので、よろしくお願いいたします。