沖縄のごみ問題を考える

一般廃棄物の適正な処理に対する国の施策と県の施策と市町村の施策を比較しながら「沖縄のごみ問題」を考えるブログです。

全国溶融炉人気機種ランキング

2015-08-29 08:41:36 | 溶融炉

中城村北中城村清掃事務組合の溶融炉は全国的にも極めて珍しい溶融炉で国内に3施設しかありません。ただし、1施設は故障が原因で既に廃止しています。

残りの2施設の内、1施設は徳之島町(鹿児島県)が導入していますが、ここの溶融炉は故障が原因で休止中です。

残る1施設が中城村にありますが、維持費が高いという理由で平成26年度から休止しています。

なお「流動床炉+溶融炉」が人気がないのは、対象物が塩分濃度の高い飛灰であるために事故や故障等のトラブルが多く維持費が高くなるため、そして「流動床炉+燃料式溶融炉」が一番人気がないのは、全ての溶融炉の中でエネルギー消費量と温室効果ガスの排出量が一番多いためです。

中城村北中城村清掃事務組合がなぜそのような国内で一番人気のない溶融炉を選定したのかは不明ですが、同組合は平成35年度までは休止を続ける(再稼動はしない)ごみ処理計画を策定しています。

しかも、最終処分場の整備計画はないので同組合は全国的にもほとんど例がない「10年間は国の補助金を利用しない」ごみ処理計画を策定していることになります。

※同組合は焼却炉(流動床炉)の長寿命化を自主財源で行うことになりますが、県が同組合に対してどのような技術的援助を行っているのか気になるところです。


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