多くの園芸書やネット上のサイトでは、根腐れの原因を「水」のせいにしているが、本当に根腐れは水で起きるのであろうか。
答は「NO」である。
それでは、何故このような誤りが定着してしまったのであろうか。
それは・・・・。
「結果論」から答えがでっち上げられただけで、かなり的外れな話なのです。
結果論、「結果から道びきだされた推測」であって、間違いも多い。
で、鉢植で根腐れが起き始めると・・・・。
根腐れを始めた根は水を吸いません。
が、根腐れが始まってもすぐには気が付かないため、それまでと同じように水をやると・・・・。
健全な根であれば水を吸い上げるので、その分土の中の水も減るが、根腐れが始まると根が水を吸わなくなるので、土の中の水も減らない。
すると・・・・。
あたかも「水をやり過ぎた」のと同じ状態に。
そう、ここで勘違いが起きたのです。
そもそも、水のやりすぎで根腐れが起きるのであれば、水辺の植物はどうなるのか。
「水耕栽培」などとてもできないのだが・・・・。
それが出来ている。
かつてはヒヤシンスなどの球根の水栽培も盛んに行われていたが、根腐れなどほとんど起きていない。
最近はいろんな植物の「水挿し」も行われているが、ここでも余り根腐れは起きない。
にもかかわらず、根腐れの原因を「水のやりすぎ」として終わらせようとする。
そのため、過剰ともいえるくらい水やりを恐れ、その結果「水不足で植物をダメにする」という本末転倒な問題も多いのだが・・・・。
追記です。
ちなみに、私は大小さまざまな鉢でいろんな植物を1000鉢使く栽培しているのだが・・・・。
数が多いので嫌でも根管tれを起こすものもあるが、その割合は「1%程度」で、それも、ある条件の元で起きるものが多いのだが。
その一つは、およそ6割か7割は「買った直後か1年以内」です。
なので、1年経つとほとんど根腐れは起きません。
そう、ひどいときは買った時すでに根腐れを起こしていて、こればかりは手の打ちようもありません。
で・・・・。
植え替えを怠るなどして、「用土の劣化」や「初めから用土が良くなかった」という原因で根腐れを起こすこともあるが、これ以外では「植物自体に問題がある」こともあるので、根腐れを起こした場合は、「水以外」に原因を探すことだね。
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