今年ももうすぐ終わりですね。
この25日に、なんと京都新聞の社会面に載ってしまいました。岡田准一と宮崎あおいの結婚記事よりでかいと話題に(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/6a/fce35dd2f0a4ba38d5188824f82e46e5.png)
記事はこちらです。
以下はフェイスブックで書いたものです。
【京都新聞に載りました】
45万部だそうです。Σ(゚Д゚)
2時間の取材のあと、また電話で45分くらい。丁寧にしていただきました。
「こんな記事になる」と電話でお知らせを受けたとき、「パートナーがいたこともあった。」との記述をやめていただきました。
というのは、「ふつうに(?)ゲイとして生きてきてたうえで今オープンにした」のとは違うからです。
議員になって10年余、ずっと自分の気持ちにまともに向き合いませんでした。ただただ目の前の仕事や活動をしていました(それで十分楽しくもやりがいもありすぎた笑)。それはある意味ラクであるとともに、当事者の問題が自分の問題になっていませんでした。
でも社会も変わってきて、仲間の議員なども動き出すなか、このままでは自分だけ何もせず置きざりだと思い、今年くらいから、いろいろ当事者とも接点を持とうとしました。それでやっと自分自身「こっち側」でやっていこうと思ったのです。
ゲイだとバラされて自死してしまった学生のことや、LGBT議連ができて自治体をどんどん変えていっていることなどを知る中で、議員としてすべき仕事が少なからずあるのだとも実感しました。
でも自分はそもそも、当事者として生きようともしてなかった。と言えば聞こえはいいけど、単にオクテをこじらせてええ年になってしまっただけでは。そんな自分が何ができる?
でも、そういうダメな自分も議員なのだ。いちばん効果があるのはカミングアウトして当事者とつながりながら取り組むこと。いつかやるのなら、今やっても同じ。早い方がお役に立つ(昔からやってきた人には申し訳ないですが)。
そして自分が共産党であることも、大きな意味があるのではないかと思いました。
そこに10月、舘内さんが先にやってくれました。あとは続くだけでいいのです。
「当事者のしんどさ伝えたい」なんて書かれていますが、しんどさなんてわかっていません。代表して語るなど絶対できません。でも聞いて、学んで、伝えます。
また、ここで正直に恥をさらしたことは、LGBT当事者には「当事者として生きる」ことのできていない人もいることが示せたのではとは思っています。(まあ僕に関しては「こじらせ男子(おっさん?)」というほかないですが)
【過分な賞賛をいただいていますが・・】
勇気あるねとか言われましたが、議員って、かえってやりやすいと思います。メチャクチャな攻撃はきっと受けないし、絶対誰か守ってくれるし。
むしろ一般的に企業とかで働いている人の方が、つらい結果になったり誰も助けてくれなかったりがありうると思います。
でも、身近な人からいろんなリアクション(「実は自分も・・」も含む)をいただいており、多少お役には立ちました。
ただ家族にはとても申し訳ないです。好きにし、と言ってくれる母やすごいねと言ってくれる祖父母は心からリスペクトです。(本多さん、伝えといてください笑)
【京都新聞に感謝】
「奇異の目なくすのが行政」とタイトルをつけてくださいました。
この「奇異の目」発言は市長のものです。「理解の進まないもとで同性パートナーシップ制度を作ったら、制度を使う人が奇異の目を集めてしまわないか」と市長が言ったのです。
再答弁だったので、そこでやりとりは終了。反論できないままでした。
しかしこれは言ってはいけない言葉でした。例えは悪いですが「障がい者の社会参加を進めたら、奇異の目を集めてしまわないか」と言うでしょうか。絶対言いません。
差別を見て見ぬふりするのを「あなたたちのため」と言うなど、あってはならないことです。
いきなりぶつけた質問なので、市長を責めようとは思いませんが、結果的にこの記事で市長の再答弁に反論ができました。
京都新聞さんも、ここが問題と思ってくれてたのかな・・?そうだとうれしいことです。感謝です。
笑ってる写真だったらもっと良かったけど^^
【後日談】
消防団の人や夜回りのおっちゃんから「新聞出てたな!」と。嬉しいですね。
これ、言ってもろた方がいいです笑
なんと元クラスメイトから、自分もLGBTやとメッセージをもらい、和食さと(笑)で3時間しゃべりました。
「40人学級に2人やから、ホンマに5%やな〜」「近所の当事者の子も喜んでた」「地元で何かやりたいな〜」と。嬉しい。(^^)
来年は活動の幅を広げるとともに、重くなった責任も果たさなければなと思います。
自分自身を楽しみながら、豊かにしながら、やっていきたいです。
では、よいお年を。