きょうの長岡京市議会幹事会(各会派の幹事の集まりで、公式の会議)で、中小路貴司議員の在宅起訴が議題となりました。
7日付の京都新聞では、「事故不申告などで起訴」とあります。
記事によると、「昨年3月16日の午後2時45分ごろ、長岡1丁目の市道を1人乗りの小型自動車で運転中、20代女性の自転車と接触し、右肩に約2週間のけがをさせたのに必要な救護を行わず、警察に報告しなかった」と起訴状にあるようです。
まず上村議長が、中小路議員から報告を受けた内容を説明しました。(以下は小原メモ)
京都新聞の記事のとおり。
昨年3月16日、接触により女性の自転車が転倒し、中小路議員は「大丈夫ですか」と声をかけた。すると女性が「大丈夫です」と言い、そのまま別れた。出血もなく、自転車に乗って女性の働く事業所に帰って行かれた。中小路議員も大したことはないと思ってその場を去った。
その日のうちに、女性が病院で受診し、原因の話題になったことから、警察が来ることになった。(以上メモ)
京都新聞の第一報は「ひき逃げ」と報じていました。 →記事
そのタイトルと本人の説明とは、かなり隔たりがある印象です。真実はどうなのでしょうか?
私は当初、ニュースを見たとき、「納得いく説明を求めたい」と思っていました。
しかしよく考えてみれば、議会が本人を追及していったとしても、被害者にまで事情を聞くわけにはいかないので、公平な判断はできないし、下手に本人の釈明の場をつくっていくと、議会がその内容を受け止めた既成事実だけが生じてしまうのでは・・と思いました。
起訴されている状態ですから、事実関係は裁判所によって明らかにされます。議会として、この事件になんらかの対応をするには、確定した判決をもとに議論すべきではないか。そう考えました。
そこで、事件の事実関係をその場で追及することはしませんでした。
ただし、2月6日付で起訴されているにもかかわらず、なぜ今ごろなのか。
起訴されるような状況になれば、議員の社会的責任として、すぐに議長に報告すべきです。
そこで議長に、いつ報告を受けたのかを尋ねると、2月22日だったとのことでした。
なぜそんなに報告が遅れたのか?その理由の説明を求めると、議長は本人にただすと言いました。
他の議員からは、「報告が遅れたのは厳重注意すべき。事件への対応は判決を受けて」「起訴を報告しなければならない義務規定はあるか」などの意見や質疑がありました。
議長からは、「市民の信託を受けた者として、高い倫理観をもった行動を」とのよびかけがされました。
あす9日、10時からの本会議のあとに政策研究会全体会、つづいて幹事会が開かれ、そこで私の質問への答えがされるようです。
幹事会は傍聴ができます。
私としては、議会には客観的な事実関係をできる限り把握する責任があると思うので、その点どうするか確認しようと思っています。