あけぼの

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モデルもつとめた熟年中米の旅 完~エルサルバドル共和国~

2010-09-07 08:42:53 | アート・文化

Tadaaki_tanabata_elsalvadorhonduras セロヴェルデ高原にて

コアテペケ湖とセロ・ベルデ高原へ出かけた。コアテペケ湖はサンタ・アナ市の郊外にあり一周24キロ、深いところは120メートルもある山間の湖で、水は瑠璃色だ。周囲は緑と霧に囲まれた静寂な雰囲気の避暑地だ。湖畔は人々の憩いの場だが雨季のせいか人が少なかった。湖に飛び込んで見た。ヒヤッと冷たかった。「フリオ!」と叫んだら皆が笑った。湖に突き出した小屋がけで頂いた食事は格別美味だった。ここに来られる人は一握りかも知れぬ。ここでは眸の魅力的な小学校の先生にセロ・ベルデ高原への行き方を聞いた。サンタ・アナからバスで2時間だが途中のエル・コンゴでセロ・ベルデ行きに乗りかえるのだ。

大型バスは薄暗いジャングルの木々の枝と接触しながら登って行く。人の乗り降りのあるうちは安心だったがいつの間にか我々だけになっていた。左右に揺れながら登っていくバス。運転手に促され国立公園入り口料金所で降り、そこから徒歩で100m登った。見晴らし台には多くの観光客がいた。ここは山頂付近、富士の姿に似た活火山イサルコの勇壮な姿は印象的だ。頂きは火口、雲か霧か煙のように上昇し、見え隠れに山を包む様は幻想的だ。そこからは目の高さに見えるが1910mもある。この山に登って見たい衝動に駆られた。周辺の景観を説明してくれたアロンソ氏が「何時でも案内してあげる」と申し出た。面白い。犬も歩いてよい棒に当たったようだ。私は日本の富士山を案内することを約し、楽しみを残した。人々が寄って来て一緒に写真を撮ろうとモデルにさせられた。4-5組のグループと撮った。我々が親しみを持って受け入れられたのは間違いない。後にエルサルバドルは特別親日的と知った。国際空港建設その他、過去日本の援助も多く、日本を目指している国だそうだ。(自悠人)


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