あけぼの

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猫も災難:「えらいところに貰われたニャー」

2010-09-09 06:02:00 | アート・文化

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コロラドに6日間滞在し松茸狩りをした。Aさんの家に泊まるのだがそれはボランティアとして外仕事、主に植木の手入れをしに毎年やってくるのだ。汗まみれになって仕事するのでそれは感謝されている。初秋に来る時にはついでに松茸狩りをする。今年の松茸狩りは成功、3回山に入った。新人の若者も誘い、狩る奥義を教えて喜ばれた。四人で8キロぐらいは取ったかな。連日松茸飯やおつゆ、また煮たり焼いたりと、嫌と言うほど食べた。日本では体験も想像もできぬことだ。

 この家の中は多めに買いこむ食品類、調味料類、道具類、もらい物や食べ残しのもので足の踏み場もない。整理したつもりだろうが置き場所がなくて床中物だらけ。空いているのは作られた狭い通路だけなのだ。地下室に至っては大型冷凍庫に予備の冷蔵庫があり、ドアーを開ければものが転げ出るほど一杯詰まっている。車庫は車ではなく使うことのない物の山で一杯、車はいつも外に置く。

 最近貰われた猫にも居場所がない。やっと見つけたソファ-の背もたれの上部に機嫌よくこれ見よがしに寝転がり私たちを眺めていたが、寝がえりを打ってサデクリ落ちた。足の爪を立てて頑張ったが身体の重みは支えられなかった。「猫も木から落ちる」とはこれだ。なかなか出てこないので心配したがやがてとんでもない方向から「にゃー」と発して出てきた。ある時は狭い通路にうずくまっていてAさんに足を踏まれ、びっこを引いていた。Aさんも猫を避けようと身体の重心を失い、物の中に倒れ込み3か所打ち身の怪我をした。猫にとっては寝る平らな場所のない家、油断すれば踏まれる危険だらけの家。外に出たがるのもよくわかる。(自悠人)


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