88歳の美江子さん、1人で生きるのは当然か。ボルダー・リクリエーション・センターで会った彼女の仲間の元気シニアたちを紹介しよう。移動には自らの運転で出かける。早朝からプールやジャクジで運動する。地域コミュニテーの活動を大切にし、ボランティア活動も活発に行う。プライド高きシニアたちの定例会食に招かれ出席して見たが、日本人夫婦の先輩W氏夫妻がおり、入植した両親と共にコロラドに来たという。専攻は農業経営、温厚な人柄で大学での教鞭経験もありワイフの経歴を聞いて好感を持ったのか我々夫婦との会話が弾んだ。温厚な人柄だった。他の多くの自立シニアたちも自らに自信をもち、病など寄せ付けない気力旺盛な人々だった。老後の経済的な保証の相違はあっても見かけは皆さん優雅な暮らしに見えた。共通するのは外出時のおしゃれだろう。アメリカでは高齢者も甘えは許されない。彼らと比べ日本にいるシニアの知人たちが気になった。年金を貯めるだけのロボットさんがいる。将来を心配するあまり、遣わず、倹約、倹約、また倹約と常に質素で生活にメリハリがない。貯めても病院代か葬式代になるだけなのに。頭の活性化は日々必要だ。このプライド高き高齢者のように。(自悠人)