あけぼの

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冬なのに首にマフラーを巻いて寝た、華のパリの最低ホテル

2015-01-18 09:00:34 | 旅行記、多文化教育、国際

我々のホテルも寒かったが、これは近くの路上生活者のおうちです。

 我々夫婦は訪問国100か国以上の地球徘徊人、殆んどは予約無しで飛び込む3星級ホテルだ。今回は阪急交通社で入手した航空機とホテル5泊セットの格安切符で個人行動。ホテルが決まっているのでいつもより楽だと思ったが、何ともひどいホテルだった。格安切符のせいか古い部屋、暖房の効きが悪く、毛布を要求したが持って来ず、余り冷えるので暖房が壊れていたことを翌朝知った。外出後も毛布は届けられておらず受付の担当者は代っており、「交代要員が居ないので持ち場が離れられない」と言う。2日目にやっと部屋に来て、「This is not working!」とストーブの故障を確認した。3晩目は部屋を変えてくれ、ストーブはOKだったが、鍵が壊れていてかからない。例によってレセプションを呼んでも見にも来ない。翌朝やっと確認に来て、「This key is broken!」と壊れていることを認めた。外出中に修理をしておくよう頼んだが、夜遅く帰着したら鍵は壊れたままだった。置いていた荷物は盗難にはあってなかったもののホテル業失格だ。欠陥部屋ばかり!5日目は副マネージャーが勿体つけて1ランク上の部屋をくれたが、風呂に水が溜らないのでシャワーで済ませた。従業員は少なく、受付は時間で雇われたロボット、その場が済めば引き継ぎなどやらない。遂に頭に来て旅行社に連絡、阪急関連のM旅行社から2回電話の謝りがあり、チョコのお見舞いを届けてきたが、ホテルのトラブルも経験豊富な我々が5日間連続で不都合に会ったのは初めてだった。華のパリのホテルで、冬、首にマフラー-を巻いて寝たのだ!「珍奇な」初体験だった。日本人が多く泊まっているホテルだったが、思うにこのホテルの従業員は「日本人はお人よしだ」と馬鹿にしているようだった。このホテルに宿泊した日本人は誰も苦情を言わなかったのだろうが井の中の蛙では寂しい限りだ。外国語が不得手なせいだけではなかろう。異文化に通用する意見表明をすることがこれからの課題だろう。(自悠人) オペラ座