1
そう。次へ次へ行く。とどまっていない。動いている。動いて行く。次へ、また次へ。そのまた次へ。進んで行く。いっときも立ち止まっていない。
2
人もそう。人もとどまっていない。立ち止まっていない。死ねば終わりだと考えるけれども、それもそうではなくて、じっとしていない。先へ進む。
3
0になり1になり、0になり、マイナス1になり、0になり、またプラス圏の1になって行く。こうやって先へ先へ進んで行く。次へ次へ移動して行く。心配はいらないのだ、と思う。
4
成り行き任せでいいのだ、とも思う。どうしようもないものはどうしようもない。見ているしかない。大きな大きな歯車が動いて行くのだ。宇宙全体がいい方へ、いい方へ、もっといい方へと動いて行くのだ。
5
わたしが案じることはない。動かしているのは毘盧遮那仏。仏陀の毘盧遮那仏が動かしているのだ。
6
お日様が輝いて来た。輝きの中で菜の花の黄色が息づいている。息づいているのは菜の花に限ったことではない。一切がそうなのだ。輝きそのものなのだ。キラメキそのものなのだ。
7
何があっても不思議ではあるまい。あってよし、だろう。恐れるものなし、南無仏、この心境でいる者の勝ちか。恐れてもいいが、恐れて得をすることはない。慌てふためくだけでそこには利するもの、益がない。安穏という益がない。
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