ふっと有り難い感覚がするのであります。ふっとですが、お礼を述べたくなるのであります。不意に神妙になるのであります。なぜそうなるのか分かりません。
耳があるってことが。聞こえて来るものがあるってことが。眼がついていたってことが。眼に見えて来るものがあるってことが。触っている指があるってことが。指がコップを握っていることが。あれこれ次々と、次々と。
ああ、そういう有り難い自分を生きているんだなと。それも昔ではなくて今を生きているのだなと。有り難尽くめなのに、そうは思えないで横着三昧で生きてきたんだなと。
誰にと言うこともなく、お礼を述べたくなるのであります。しみじみと心の底から、そういう自分で有り得てきたことに、お礼を述べたくなるのであります。太陽にも地球にも月にも星々にも、お礼を述べたくなるのであります。
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