星見えぬ目となりたれど嘆くまい何時も心に映るオリオン
吉野ヶ里町 田中章子さん
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これは12月9日付け、佐賀新聞読者文芸短歌欄に掲載された入選の作品。
高校時代の同級生がさっき我が家に遣って来た。そして彼女のことが話題になった。作者田中章子さんも、われらの同級生らしい。知らなかった。ときおり入選されてる方らしい。僕はなんでも疎い。一読して、いい作品だなあと思った。
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目が悪くなられたのだろうか? 夜空の星が見えないだけなのだろうか? ともあれ、老いたら視力が落ちる。がくんと落ちる。
それを「嘆くまい」で切り返して、すっきりしておられるようだ。目が見えない分、こころにオリオンが映っている。映っているオリオンの美しい光。永遠を手に入れている目を持つ人になっていれば、安らげるだろう。
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いつかどこかで会ってみたいな。高校時代3年間を同じ校舎で過ごしているから、仲間といえば仲間。あれから60年が過ぎ去っているのだが。
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