無碍光仏のひかりには 無数の阿弥陀ましまして 化仏おのおのことごとく 真実信心を まもるなり
浄土真宗経典 「現世(げんぜ)利益(りやく)和讃」より
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仏は無碍である。拒んでも拒めない。光がわたしに届くようにいつもどこにいても、わたしに届いて来る。
仏は無量である。無限である。永遠である。
あまねく行き渡っているから、一仏二仏三仏などと、数で数えることなんてできない。
何処にでもおられるから、すぐにあらゆるものが化仏になってしまう。風も仏になる。空も仏になる。山も仏になる。
ハタラキがあって、そのどれもが、一つ一つ、そしてことごとく、この世の真実と、それを信じる人のこころをやさしく包み込んでいる。
いつも仏のハタラキは、わたしにはたらいている。それで、わたしが守られ導かれ助けられている。
わたしを守る阿弥陀仏は、数として数えられるくらいの数ではない。
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と、繰り返し繰り返し、説かれてあるが、わたしは馬耳東風である。煩悩無明の間を行き来して暇がない。しかし、それでいい。
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