賛美して賛美に泣けるうつくしい椿よ 来世はあなたがわたし 釈 応帰
*
この歌は、まったくのオリジナル、ではない。人が書いた歌を部分的につまみ食いをしているところがある。
*
椿が咲いている。薮の中の薮椿である。素朴でいい。深紅でもないがその紅が趣があっていい。うつくしい。
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うつくしいとわたしが椿を賛美すると、椿はわたしの賛美がよほど嬉しかったのであろう、しきしくと泣いてくれた。泣いた姿がまた美しかった。
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そもそも人も花も褒められるためにこの世に存在しているのではないか。雲に褒められる。山に褒められる。風に褒められる。お日さまに褒められる。鳥に、虫に、獣に、人に褒められる。そしてうっとりする。自分がこの世に存在していることにうっとりとする。それでこの世の用は終わる。
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今日は椿をわたしが褒めたから、この次の世では、椿よあなたがわたしになって、わたしを褒めてくれないか。結句をこういう頼み事にしてみた。変わりばんこに花も撮りも人も、褒められて有頂天になってとろりととろけて次のステップへ進化を遂げてゆく。
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讃仏偈というのがある。仏を讃歎する偈(=詩)である。仏を讃歎するとは仏の世界(これを法・ダンマと表現する)を讃歎することである。ダンマを生きているすべての衆生(生きているものすべて)を賛美讃歎することである。
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仏の法に従ってダンマを生きているものが美しくないはずはない。すべて美しいのだ。美しいとわかることがダンマを理解したということなのだ。体解したということなのだ。
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椿よ、あなたは美しいと声にして賛美することは、仏を讃歎することでもあるのだ。わたしたちがすべて仏法を活きているということにうっとりして美しくなることなのだ。
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この歌は、まったくのオリジナル、ではない。人が書いた歌を部分的につまみ食いをしているところがある。
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椿が咲いている。薮の中の薮椿である。素朴でいい。深紅でもないがその紅が趣があっていい。うつくしい。
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うつくしいとわたしが椿を賛美すると、椿はわたしの賛美がよほど嬉しかったのであろう、しきしくと泣いてくれた。泣いた姿がまた美しかった。
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そもそも人も花も褒められるためにこの世に存在しているのではないか。雲に褒められる。山に褒められる。風に褒められる。お日さまに褒められる。鳥に、虫に、獣に、人に褒められる。そしてうっとりする。自分がこの世に存在していることにうっとりとする。それでこの世の用は終わる。
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今日は椿をわたしが褒めたから、この次の世では、椿よあなたがわたしになって、わたしを褒めてくれないか。結句をこういう頼み事にしてみた。変わりばんこに花も撮りも人も、褒められて有頂天になってとろりととろけて次のステップへ進化を遂げてゆく。
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讃仏偈というのがある。仏を讃歎する偈(=詩)である。仏を讃歎するとは仏の世界(これを法・ダンマと表現する)を讃歎することである。ダンマを生きているすべての衆生(生きているものすべて)を賛美讃歎することである。
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仏の法に従ってダンマを生きているものが美しくないはずはない。すべて美しいのだ。美しいとわかることがダンマを理解したということなのだ。体解したということなのだ。
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椿よ、あなたは美しいと声にして賛美することは、仏を讃歎することでもあるのだ。わたしたちがすべて仏法を活きているということにうっとりして美しくなることなのだ。