今日はふっとそんなことが思われて来る。
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人を低く見ていたのは、人が低かったためではなく、わたしの見る目が低いためだった。
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わたしの、見る目を高くしたら、人を高く見ることが出来ていたのに、そうしないで来た。それが恥じられる。
わたしの、ものを見る力量が豊かであったら、世界中はもっと高く豊かに美しく見えていたはずなのだ。長い間、それをしないで来た。それが恥じられる。
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不平の目であなたを見て来た。あなたを責めて来た。不平の目で世の中を見て来た。わたしに見える世の中を責めて来た。それは間違いだった。
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そのわたしの間違いに気付きながら、それでもわたしは悪口を口にして生きて行くに決まっている。恐ろしい自分だ。
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