生きているうちにしか出来ない。そう思うと、なんだかすることに価値が生まれる。数倍も。
庭に、様々な色合いの百合が咲いている。透かし百合が。秋口に買って来て埋めておいた球根が発芽して、大きく成長して、とうとう花を咲かせた。寄せ植えをしている。群落になっている。華やかだ。
その百合を眺めている。感傷的になっている。今年で最後になるかもしれないからだ。老いているから、いつ何が起こるか分からない。最後がすぐそこに来ているようにも思われる。覚悟をしておかねばならない年齢を生きている。
いましか見えないかもしれないと思うと、百合の美しさが十倍百倍する。見させてもらっていることに、お礼を言いたくもなって来る。
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