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投げ出されずに済んでいた! その4

2020年03月28日 17時54分18秒 | Weblog

しかし、わたしの眼は煩悩の眼である。煩悩の眼には仏は見えない。仏の大悲は見えて来ない。見えて来ないけれども儼然としてわたしにまで届いて来ているのである。

見えていないという自覚。仏の救済の手がこの目には見えていないが、しかし、投げ出されることなく確かに届いて来ているという事実確認。

その事実確認を通過した暁には、落涙になるだろう。急転直下して、懺悔の涙が堰き上げてくるだろう。

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