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三昧(ざんまい)・こころの集中

2009年02月08日 11時34分21秒 | Weblog
三昧(ざんまい)・自己抑制がとれたこころの状態

     *

梵語 <samadhi> サマーデイーの訳語。三摩地・三摩提とも音訳してある。

意訳では、<定・正定・等持・寂静>などがある。

こころが散乱せず統一され、安定した状態のことで、一つのことにこころが専注された状態。

一心不乱に事をなすさま。例、読書三昧。

こころが静かであること、こころが揺らがないこと、こころが乱れないこと。
こころが騒がないこと。
こころのバランスが取れていること。こころのコントロールができていること。

感情が高ぶっても、おのずと自己抑制ができているこころの状態。
外から邪魔されないですむこころの状態。

こころが一つのことに集中していること、またそのときにえられる強いエネルギー。

また長じて、むやみやたらにすること、の意味にもなっている。贅沢三昧。

      *

法華経にはこの三昧境がたくさんあると書いてある。たくさんたくさん紹介してある。
いずれも、しかし、他者のためにしかこれを応用できない。自分の欲望を満たすためにはこれを行使できない。

自分の欲望を満たすために使いたい段階の人にはこの能力は与えられない。
だから、他者を利益する菩薩の位になってはじめて与えられる。

たとえば観世音菩薩には現一切色身三昧がある。ヘルプミーが聞こえてきたら、観音さまはすぐに相手にとって一番ふさわしい姿を取って助けに来られる。
だから助けてくれる人が観音さまには見えない。
お母さんやお父さん、友達の姿を取られる。赤ん坊にもなって来られる。
敵になった方がいい場合は敵にも姿を変えられる。
観世音菩薩は三十三に姿を変えられる。

     *   

三昧はこころがプラスマイナスゼロになった状態である。もはや現象界のどんなものにも惑わされない。仏道修行を経過しないとここへはたどり着けない。
ここまで到達すると、次々に新しい能力が付加される。

現一切色身三昧のほかに法華三昧・浄徳三昧・宿王戯三昧・無縁三昧・智印三昧・
解一切衆生語言三昧・清浄三昧・神通遊戯三昧・慧炬三昧・荘厳王三昧・浄光明三
昧・浄蔵三昧・不共三昧・日旋三昧などなどたくさんの能力が付加される。際限がない。

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