家内は、わたしと結婚したので、わたしといっしょに暮らしている。わたしは長男だったので、わたしが旧家のわたしの家の仏壇を引き継いでいる。
仏壇にはご先祖様方のお位牌があたたかなハートだけになって、いっしょに住んで、後に生まれたわたしたちを見守っていてくださる。血の繋がる子孫たち家族を大事にして下さっている。・・・ような気がして、ほかほかあたたまる。
母が身罷った後は、家内が跡を継いで、仏壇に花をあげている。お仏飯さまを差し上げている。客人から頂いたお菓子や果物類や、畑の初物をお供えして、感謝のこころを差し上げている。お磨きをしている。お掃除をしている。そのたびに、チンと鉦を鳴らす。座ってお経を読むことはしない。
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でも、キュンと来る。直接血が繋がっているわけでもないのに、わたしのご先祖様方を、われわれ家族のご先祖様にして、大事にしてもらっているということに、胸がキュンとなる。ご先祖様は、こんな家内を眺めていれば、守って上げたい気持ちになられるだろうと思う。
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ご先祖様方は形を持たない。だからこころでしか通い合えない。
だから、これはこころの問題なんだけど。あたたかいこころの通うところを持つ、持たないという問題なんだけど。
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