小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原市板橋に所在する松永記念館は、紅葉の美しい日本庭園や国登録有形文化財となっている老欅荘など晩秋の時季に訪れたくなる観光スポット。しかし、今年は庭園の整備のため9月から休館となっていて、まもなく駐車場や庭園部分の整備工事が始まる。小田原市板橋の松永記念館はもともと実業家の松永安左ヱ門の邸宅で、昭和50年代半ばに市に建物と敷地が寄付されて小田原市郷土文化館の分館として開館。以降、別館展示室の建設や茶室の移築など段階的に整備が行われてきたが、今年度は駐車場と庭園の整備工事が予定されている。すでに入札も終わり事業費は税込132,709,500円とかなり予算をかけて整備が行われる。今年度の整備対象のひとつが駐車場部分で、現状は駐車料無料の未舗装の駐車場で駐車場所はロープで区切っている程度。今年度の整備によっておそらく舗装化されて、場合によっては有料化になるのかもしれない。本館展示室横の日本庭園は大きな池を中心に園路が設けられていて、茶室の葉雨庵や烏薬亭が南側に配置されている。もともと植木などの手入れは行き届いているが、今年度の整備でどのように変わるのか気になるところ。敷地西側の老欅荘周辺は紅葉の美しい庭園だったが、今年の春に無住庵が移築したので庭園部分が狭くなってしまっていた。かなり予算をかけて整備が行われるので、さらに美しい庭園にリニューアルされることを願いつつ閉館期間が終わる来年4月を楽しみに待ちたい。

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