ピグマンのお絵描きブログ

漫画家・八木教広先生の作品のファンサイトです。
先生が連載をしていない現在では、何をするかは未定です。
不定期更新。

2021年10月9日(土) 『蒼穹のアリアドネコミックス片手に~14巻第137話』

2021年10月09日 23時48分13秒 | 『蒼穹のアリアドネ』コミックス内容14巻
10月9日(土)



※ノンブルの無いページもあり分かりにくいので、各話、ノド側にあるノンブルを参考。
細かい絵の修正には触れていません。


 副題は『最新型』。
 p1~p3:ハイドロとカグラの逃亡
ラシルのお兄さんの言った通り、追撃は止まない。
☆雑誌掲載時との違い:p1の3コマ目:集中線の数が多くなった。
p3の3コマ目,5コマ目:背景影トーンのみから描き込みに変更。
p3セリフ「キャリアーウエポンは」→「キャリアーウェポンは」

 p4~p5:所持品確認
ここ何気に大事。
※p5の“最新型”というキャリアーソード。どこかで見覚えが…!
そう、第84話(9巻)でハイドロ…もといネロが持っているのと同じもの(p10の3コマ目が分かりやすい)。
ということで、p4で申告したカグラの所持品からハイドロが持っていったの(キャリアーソード1本)を除いたものが、ノマドの街に持ち込まれたキャリアーウェポンになる。

分かりやすく対応表にするとこう↓

マルコのキャリアーショルダーが一番分かりにくかったが、戦闘方法と消去法から。
ガイシークについては、キャリアーメディカルはカグラのとは別で元々持っていたと思われる。
その証拠に第94話(10巻)のp11でカグラと出会う前から仲間の怪我を治していたよう。

あと、この“最新型”についてハイドロが何かに気づいた描写はのちのフラグ。
 p6~p7:海へ向かって
「俺、この戦争が終わったら…」という死亡フラグ…
 p8~p17:撃墜~離ればなれ
墜とされる二人。
※p9の2コマ目:右側がハイドロ。左側がカグラ。カグラの左上に何かあるが、あとでキャリアーウェポンの詰まったカバンだと分かる。
カバンはほぼカグラと一緒に落ちたようだが、もしハイドロの方に落ちていたらまた運命は変わっていたのかも…
※p11:p5の“最新型”フラグの回収。要するに“最新型”とはフォトンキャリアーの処分が決まってから製造されたものと思われる。
すぐ壊れる装備を渡しておいて、処分を円滑に進めようとしていたのだろう。

ちなみに、ここのブーツも第84話(9巻)のp3でトム(ラシル)が履いているのと同じもの。
☆雑誌掲載時との違い:p8の3コマ目:背景白(煙はあった)から空トーンが貼られる。
p9の2コマ目:背景白(煙はあった)から空トーンが貼られる。


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 自分を囮にカグラを逃がすことに決めたハイドロ。
さてどうなるのか…コミックス15巻に続く!!^^

2021年10月3日(日) 『蒼穹のアリアドネコミックス片手に~14巻第136話』

2021年10月03日 23時59分59秒 | 『蒼穹のアリアドネ』コミックス内容14巻
10月3日(日)



※ノンブルの無いページもあり分かりにくいので、各話、ノド側にあるノンブルを参考。
細かい絵の修正には触れていません。


 副題は『頃合い』。
 p1~p5:ハイドロ
ハイドロが初登場。
第89話(10巻)のp12で、ノイシュがネロを見て「似てなくもない」と言っていた気持ちが分かる。
武器が保たないから本気を出せないとか、かっこよすぎだろ…
☆雑誌掲載時との違い:p5セリフ「奴が(改行)いるってこった。」→「奴がいるって(改行)こった。」,「キャリアーウエポン」→「キャリアーウェポン」
 p6~p9:光子ブラスター
あらためて未来兵器ですなぁ
☆雑誌掲載時との違い:p6の1コマ目:背景影トーンのみから描き込みに変更。
p7の2コマ目:背景白から描き込みに変更。
p9セリフ「キャリアーウエポンの」→「キャリアーウェポンの」

 p10~p15:ラシルの兄
ラシルのお兄さんがハイドロたちのピンチに登場。
前回のラシルと話している時と見比べてもらいたいが、キャリアーグローブを装備しているのが分かる。
“戦争の英雄になれなかったことを悔やむのではなく、誰も殺していない人生を生きられることを喜ぶ”って部分が好きです^^
☆雑誌掲載時との違い:p12の4コマ目:背景白から描き込みに変更。
p13の6コマ目:背景影トーンのみから描き込みに変更。
p14の2コマ目:背景影トーンのみから描き込みに変更。
p15の1コマ目:背景白から描き込みに変更。

 p16~p17:最期の光
なぜ光ったのかは次回で説明されるけど、
第22話(3巻)のp5でアッシュがすでに説明済み。アッシュはこの現場にいたんだなぁ…
※p17の4コマ目:上記の通り、アッシュもラシルの兄の光を見ていた。その奥にもう一人男の子がいるが、誰かは不明。
※p17の6コマ目:第135話ではよく顔の分からなかったラシルより年下の女の子だが、ここでルルロラと確認できる

☆雑誌掲載時との違い:p17の2コマ目~6コマ目:人物の白部分に影トーンが貼られ、光描写を出す。

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 今回の見出しイラストはコミックス1巻表紙のラシルをラシル兄に描き直した感じです。
ラシルがキャリアーグローブを使用するのは、やはり兄の影響なんだろうなぁ(^-^)

2021年10月2日(土) 『蒼穹のアリアドネコミックス片手に~14巻第135話』

2021年10月02日 23時59分59秒 | 『蒼穹のアリアドネ』コミックス内容14巻
10月2日(土)



※ノンブルの無いページもあり分かりにくいので、各話、ノド側にあるノンブルを参考。
細かい絵の修正には触れていません。


 副題は『逃走中』。
 p1~p2:狙撃側
スナイパーの横に立っているのはラリーニ元帥。
このあとですぐ分かるけど、カリギュラ姉さんは生きている様子。
狙撃に気付かれないようにするため、大きすぎない光子エネルギーを使用したからかな。
 p3~p7:空を駆ける
女性二人を抱えて重そうに思えるけど、実質、ほぼカリギュラ姉さんの分だけなんですよね。
※p6:ラシルが建物の窓を次々と割っていったのは、自分たちの潜伏先を絞らせないため。
☆雑誌掲載時との違い:。p6セリフ「悪いレアナ。」→「悪いレアナ。」
 p8~p11:潜伏
廃業したホテルとか何か怖い…
☆雑誌掲載時との違い:p9の1コマ目:背景影トーンのみから描き込みに変更。
p10の8コマ目:背景影トーンのみから描き込みに変更。

 p12~p17:カグラの回想~6年前
“失われた11人”のちびっ子ver.登場。
カグラはあまり変わってないなぁ(*´∀`)
※p13の2コマ目:左側の、棒を持っているとげとげ頭はノイシュに間違いないと思うが、右側はアッシュ?
※p14の4コマ目,5コマ目:第72話等でも登場したので別に驚きのなかった、カリギュラ姉さんの6年前の姿。
※p15:ラシルの6年前の姿にいたっては第1話ですでに登場しているので驚きはないが、なんとラシルの兄の初登場!
※p15の5コマ目,16の1コマ目:ここ何気に重要情報(?)→【ラシルより年下の3人の仲間(男2人,女1人)】

 第94話(コミックス10巻)の時に一度、“失われた11人”の年齢の考察を行ったことがあります。→●2020年9月1日(火) 『蒼穹のアリアドネコミックス片手に~10巻第94話』
その時の年齢順を考察した図がこちら↓

・確定情報1(コミックス10巻第94話p2の2コマ目):カグラは施設の11人の中では、一番年下
・確定情報2(コミックス10巻第94話p8の1コマ目):ハイドロとカリギュラは同い年
・確定情報3(コミックス10巻第94話p8の1コマ目):ガイシークはハイドロやカリギュラより一つ下(くらい)
・確定情報4(コミックス10巻第92話p3の5コマ目):ラシルの年齢は11人の中で、下から数えた方が早い
・確定情報5(コミックス3巻第23話p14の1コマ目):ルルロラはラシルより年下
・不確定情報1(コミックス3巻第23話p13の5コマ目):レアナにはアッシュがラシルより少し年上に見えた
・不確定情報2(コミックス5巻第46話p14,コミックス7巻第62話p4など):常にライバル関係っぽい二人は同い年(?)
・不確定情報3(コミックス5巻第46話p14など):「兄さん」「姉さん」呼びのハイドロ,カリギュラは11人の中では最年長(?)
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 ここに今回の情報を足していきます。
まずこのラシルより年下である3人の内、女の子が一人いますが、それはルルロラと思われます。
シルエットからもそれっぽいですが、第136話のp17でラシルと一緒にいることから確定です。
そして確定情報4から、ラシルは下から数えて5番目ということが確定です。
図にするとこんな感じです↓

ラシルと一緒に逃げた年下の男の子2人。まだ未登場だと思われるが、今後出てくるのか?
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☆雑誌掲載時との違い:p14の2コマ目:背景白から影トーンに変更。
p17の6コマ目:背景白から影トーンに変更。


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 今回の見出しイラストは副題から。
そのまんまですね^^

2021年9月26日(日) 『蒼穹のアリアドネコミックス片手に~14巻第134話』

2021年09月26日 20時54分23秒 | 『蒼穹のアリアドネ』コミックス内容14巻
9月26日(日)



※ノンブルの無いページもあり分かりにくいので、各話、ノド側にあるノンブルを参考。
細かい絵の修正には触れていません。


 副題は『拘束』。
 p1~p4:ロッドなしの闘い
これまで闘いを支えてくれたキャリアーロッドが破壊された。
どうするノイシュ! …と思いきや…
☆雑誌掲載時との違い:p2の3コマ目:背景の建物、白だったがトーンが貼られ夜を演出。
p3の3コマ目:背景の空、白だったがトーンが貼られ夜を演出。

 p5~p7:ノイシュのあがき
ロッドがキモい…
※p5の5コマ目:「光子ファイバー」…実はこの話、ちゃんと第48話の時点でされておりました。
※p7の1コマ目,2コマ目:「パリパリ」と繊維がうごめく音と、ノイシュの「ロッド修復も、しばらくは不可能か…」というセリフ。
おそらく自己修復機能があり、ここまで壊れればしばらく時間はかかるけど、この先もロッド無しで闘うということは無さそう。

☆雑誌掲載時との違い:p5の4コマ目,6コマ目:背景白から影トーンに変更。
p5の5コマ目:ノイシュの顔、白だったがトーンが貼られた。
p6の2コマ目:床部分、白だったが地面の描き込みに変更。
p6の3コマ目:背景、白から影トーンに変更。ノイシュの顔のトーン、髪から顔にかけて削り表現があったが、無くなった。
p5セリフ「一人ノイシュ。」→「一人ノイシュ。」

 p8~p12:光の勇者ルルロラ
ルルロラ、マントとかは脱いだけど、兜はお気に入りのよう。
※p9の4コマ目:「光の勇者の(フレアブル)」,「怒りの一撃(アンガーデッド)」…厨二病っぽいネーミングセンスの必殺技名。
「フレアブル」はおそらくflare(閃光)にそれっぽい語尾を付けたflarebleとでも書くのでしょう。しかしこういったスペルは無さそう。
「アンガーデッド」はanger(怒り)と死(dead)から来ていてangerdeadと書くのだろうが、これも無い。
聞いたことあるぞという人はおそらくunguardedのことを言っていると思われる。これには「無防備の、軽率な」といった意味がある。

要するに、これらはルルロラが即興でつくった厨二病的造語であるということ。
☆雑誌掲載時との違い:p9の2コマ目:背景白から影トーンに変更。
p10の1コマ目:背景白から描き込みに変更。
p11の3コマ目,8コマ目:背景白から影トーンに変更。

 p13~p15:陽動作戦失敗
ノイシュに続き、ルルロラまで敵の手に…!
※p14の4コマ目:「おっぱい女」…カリギュラ姉さんのこと。分かるけど…^^
☆雑誌掲載時との違い:p13の7コマ目:背景床部分、白から地面の描き込み。
p15の4コマ目:背景の建物、白だったがトーンが貼られ夜を演出。
p15の6コマ目:背景の空、白だったがトーンが貼られ夜を演出。

 p16~p17:狙撃
衝撃!! 当たった表現が微妙だったので次週まで気が気じゃなかった…
☆雑誌掲載時との違い:p16の3コマ目:背景影トーンのみから描き込みに変更。
p17の1コマ目:カリギュラ姉さんの右手の左に描かれている受信機が新たに描き込まれた。

直前まで右手に持っていたので、撃たれたことによって手から離れたのだろう。
雑誌掲載時のままだとしても枠外まで飛んだとも思えるが、それをコマ内に見せることに変更した模様。

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 今回の見出しイラストのタイトルは『光の勇者ルルロラ』です。
ちなみに持っているのは前作の大剣です^^

2021年9月25日(土) 『蒼穹のアリアドネコミックス片手に~14巻第133話』

2021年09月25日 23時59分59秒 | 『蒼穹のアリアドネ』コミックス内容14巻
9月25日(土)



※ノンブルの無いページもあり分かりにくいので、各話、ノド側にあるノンブルを参考。
細かい絵の修正には触れていません。


 副題は『創造』。
 p1~p4:フォトンキャリアーの誕生
※p3の2コマ目:戦車の姿は見えるが、やはり飛行機のような航空兵器の存在は見当たらない
空を駆ける兵器のなかった時代に、空を自由に飛びながら攻撃してくるフォトンキャリアーは脅威だっただろう。
☆雑誌掲載時との違い:p4の5コマ目:背景影トーンから描き込みに変更。
p3セリフ「当時のびきって」→「当時(スペース)のびきって」,「強大な力を持って」→「強大な力をもって」
p4セリフ「技術共に一斉に」→「技術(スペース)共に一斉に」

 p5~p9:フォトンキャリアーを造る
ここの研究者、ヤバすぎる…
☆雑誌掲載時との違い:p5の4コマ目:背景影トーンから描き込みに変更。
p6の1コマ目,6コマ目:背景影トーンから描き込みに変更。
p7の4コマ目:背景影トーンから描き込みに変更。

 p10~p16:囲まれたルルロラとノイシュ
まともに名前呼びをしないルルロラ、ポポルの呼び方がどんどん長くなっていく…
おそらくハザンのことは“角なしウサ耳男”と呼ぶのだろう^^
※p15の1コマ目:衛士の武器、先が尖っているから「槍」かと思っていたが、「棍」に分類されるものらしい。
☆雑誌掲載時との違い:p12の1コマ目,2コマ目:背景白(地面のみ)から描き込みに変更。
 p17~p18:自爆
ラシルたちの視点からみた爆発、思ったよりも凄い威力で、よくあの被害(第134話参照)で済んだな…
※p17:衛士の棍には自爆スイッチが付いている模様。
4コマ目の追い詰められた衛士の顔は、第130話のラストのコマのセリフ「失敗した場合は、一族郎党 死罪と心得よ。」から来るものだろう。
“皇帝陛下からの勅諚”とやらが100%実行される真実だということがうかがえる。


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 マジで今回は少し怖いお話でしたね。
ディヴァとレーヴの怒りも伝わってきます(感情を出さないポポルが一番怖いですが)。
かつての仲間に早く会いたいけど、会うのが怖い…