ピグマンのお絵描きブログ

漫画家・八木教広先生の作品のファンサイトです。
先生が連載をしていない現在では、何をするかは未定です。
不定期更新。

2016年9月26日(月) 『第16回 虜』

2016年09月26日 00時31分20秒 | ジャンP流
9月26日(月)

 実はこの先生の漫画、ほとんど読んだことがありません。
私はあまり雑誌を買わず、店頭で気になったコミックスを買います。
そして、選ぶ条件としては(カバーにストーリーが書かれている場合、)話に興味がわいたもの,そして絵が好みのものです。
ということで今回は模写もしてなかったり…
 しかし作者が生み出している作品の既刊を少し調べただけでも、この漫画、結構支持が高いんだろうなという印象。
DVD内では絵に対してはあまりこだわりはなさそう(むしろ描くのが…)という感じをわざと出すような発言が多い。
そして会話のちょっとしたスキに笑いをはさもうとする姿勢。
漫画は、自分が楽しいと思ったものを人にも楽しんでもらおうと描くものだと思う。
やはりこういう人の描く漫画は一際魅力があるのだろう。


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実技!マンガテクニック 第16回 フキダシ

フキダシはセリフを入れるだけではなく、描き方によってキャラクターの心情を表現できる重要なパーツである。

道具
画びょう
(厚手の)カッターマット
金定規
練りゴム

実践
『ウニフラッシュ』…キャラクターの心の声を表すときに使う
・まずは鉛筆であたりをつける(二重丸)

●中心点を決める(×)
・内側のあたりにペンを入れる
・カッターマットを原稿の下に敷き、中心(×)に画びょうを刺す
・画びょうを中心に定規をあて線を引いていく

●線の長さはランダムに
・最後に内側にはみ出た線をホワイトで調整

(鉛筆部を消しかけすれば)完成!


応用編
『トーンフラッシュ』
・トーンの上からあたりと中心(×)を描く

・カッターマットを原稿の下に敷き、中心(×)に画びょうを刺す

・金定規を使い、カッターでトーンを削る
●プラスチック製の定規はカッターで削れてしまうのでNG
・練りゴムであたりを消す
●普通の消しゴムだとトーンも削れてしまうのでNG
・最後に余分なトーンをはがす


完成!


・繰り返し練習していく…


・ラスト

最初に比べればちょっとはマシになっただろうか?
いろんなフキダシが描ければ直接声に出さずに心のなかで「必殺技」を叫んだりできます。
これで痛いキャラだと思われずに済む^^

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<先生情報>(DVD内容範囲)
・下描きはシャーペン
・練り消しで下描きの線を薄くしてからペン入れ
・ペン入れは主にGペン(たけしの時は丸ペンだった)
・インクは製図用インク(PILOT)
・カラーはコピック
・原稿用紙はB4(257mm×364mm)より少し大きい八つ切り(271mm×392mm)のケント紙を使用。
ジャンプの特製漫画スケールを使って原稿の枠を入れる。
空いた部分に絵の練習をするなどと作者は言っていたが、線を引く時なども大きいほうが描き易かったりする

2016年9月7日(水) 『第15回 一撃男』

2016年09月07日 04時13分07秒 | ジャンP流
9月7日(水)

 アニメすごい面白かったですね。
漫画もネットで閲覧できるやつのアニメ後の話、全部読みました。
コミックス買わずにすいません。
ということで第15回です。


いつもの模写のペン入れです↓

今回は特に気合入れて描きました。
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実技!マンガテクニック 第15回 タッチの描き分け

今回は絵のタッチを変えることでブロックを「レンガ」,「木」,「金属」に描き分けていきましょう。

準備
今回は「描き分け」をするということで、基本となるブロックを一つ描き、あとはコピペなどしていくつものブロックの描かれた紙を一枚用意します。
その際、印刷する色はあとで見えなくすることの出来る青系で。


実践
・レンガを描く
●角を欠けさせることでレンガを表現
●ヒビを入れるとより効果的
●定規を使わずフリーハンドで描く

・木を描く
●木目を描いていくことで木を表現
●木目の流れを意識する
●レンガ同様にフリーハンドで輪郭を描く
●木目は細かい線でボカすように描く

・金属を描く
●定規を使い直線的な輪郭を描く
●トーンを貼り光沢を表現(グラデーションがあるものが望ましいが今回は良いものが手元になかったので自分でトーンを削っている)
●水色の鉛筆などでトーンを削る部分にあたりを描く
●あたりを目安に定規を使ってカッターで削る(定規まで削れるのでステンレスなどのを使用する)
●影の濃さなどを考え側面にもトーンを貼る
●ホワイトをつけペンでとり光を描き入れる


完成!


 とりあえず2回どおり描いてみました。
3回,4回と続けてもっと特徴を描き分けられるように一緒にがんばっていきましょう!


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<先生情報>(DVD内容範囲)
・下描きはえんぴつ
・消しゴムは「MONO」
・ペン入れはGペン
・丸ペンが必要な箇所はGペンのペン先をひっくり返して使うことによって代用できるそう
・余裕があれば、絵は一晩寝かせると良い。そしてあらためて見てみて、変に思ったところを修正する
・ベタは筆ペンを使用
・全体のベタバランスをすぐに見たいので下描き途中でペン入れと平行してやる。
消しゴムかけでベタが薄くなるが、あとでパソコンに取り込んだときに「レベル補正」等で調整する
・修正は「ミスノン(LION)」を使用
・大きな修正(脚の向きを変える等)のときはミスノンで修正部を消し、それを一旦コピーして、コピーしたものに新たにペン入れ。
最近のコピー機は性能も上がっているので、コピーを繰り返しても劣化することはそれほど無い
・カラーは主にコピックを使用
・サイタマの肌はE1で下地,E2でグラデーションを塗る
・コピック部を塗り終わると水彩絵の具でハイライト(多少影も)を塗っていく
・先生は「サクラマット水彩12色」を使用
・白は使う量が多いので別に「ポスターカラー 瓶入 40ml(ターナー)」を使用。全然水彩と混ぜてもOKらしい
・最後に絵が締まるように強調したいところに強めに墨を入れる(筆ペン)