ピグマンのお絵描きブログ

漫画家・八木教広先生の作品のファンサイトです。
先生が連載をしていない現在では、何をするかは未定です。
不定期更新。

2016年2月25日(木) 『第3回 OP』

2016年02月25日 01時19分00秒 | ジャンP流
2月25日(木)

 早めの更新、第3回です。
ようやく発売ペースに追いつきました。2週間てあっという間ですね。


いつもの模写のペン入れです↓

とにかく人物の影など描き込み量が多いです。
大勢の兵士を描くの大変だと思いますが、先生は妥協を許さずたくさん描いています。
自分が特に難しかったのがホワイトのペン入れ。
うまくペンにホワイトが乗らず、きれいな線が引けませんでした。
結果、今回ペンでの作業はあきらめ、前回言っていたポスカのホワイトなどで描きました。
この苦手はどこかで克服したい。


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技!マンガテクニック 第3回 スクリーントーン

道具
スクリーントーン…様々なパターンがプリントされたシールのようなもの

トーンはペンでは不可能な表現が可能になります。
デザインナイフ…トーンを切る
トーンヘラ…トーンを押さえて定着させる

実践
※トーン作業前↓(とりあえず雲みないなものを描いてみました)


・トーンを台紙のままあてて、必要な部分を切り取る


・仮貼りする
●原稿の上にゴミがないか注意
●トレーシングペーパーなどを上に敷いて原稿を傷つけないようにヘラで軽くおさえる


・デザインナイフで切り抜く(普通のカッターでも良いが切り抜くのはこちらのほうが使いやすい)
●最初に大まかに切って、徐々に細かく丁寧に切り抜く
●力を入れすぎて下の原稿まで切り抜かないように


・トーンヘラで圧着
●同じく原稿が傷つけないようにトレーシングペーパーなどを挟む
自分はトーンの台紙を利用しています↓


・完成



応用編~ボカシを作る~

・ボカす範囲を決める

鉛筆などで描きこむと分かりやすい

・トーンを削る

●デザインナイフではなく普通のカッターを使用する
●削る力は一定に。薄くしたい部分は回数を多く,濃くしたい部分は回数を少なめに削る
必要ならばボカしはじめが自然に見えるように微調整(カッターの他にトーン消しゴムなども便利)

最後にいらない部分を切り離して完成!

最初のイメージと違う感じになりました。精進します…


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<先生情報>(DVD内容範囲)
・下描きは鉛筆(細かい線の細い箇所はシャーペンを使用)
・最初に大まかに描いて、できたものをねり消しゴムで線を薄くする
・薄くなった線を参考に今度は細かく描き込んでいく
・描けたものをもう一度ねり消しゴムで薄くして、その上からペン入れしていく
・ゼブラのGペンを使用(小さい箇所は丸ペン)
・カラーはコピック(コピックは綺麗に塗れたように見えても印刷されると誌面で色ムラが見苦しいので、二度塗りしている)
・カラーのホワイトには色鉛筆も使用

2016年2月18日(木) 『第2回 NRT』

2016年02月17日 22時48分08秒 | ジャンP流
2月17日(木)

 はい、第2回です。
ペースは不定期ですが、最速でも発売後2週間は間を空けます。


それではとりあえず模写のペン入れです↓

一番上のコマ、トーン貼ってあるので模写しにくいうえに、完成するとトーン無しなので浮いて見えます。
忍者の殺伐とした世界感なのか、この先生の絵はパースなどしっかり考えられているものの、非常にシンプルな絵柄に思えます。

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技!マンガテクニック 第2回 効果線

漫画内の表現方法としては欠かせないもの。
私、すごい下手ですが、一緒にやっていきましょう!

道具
丸ペン…Gペンなど他のペンでも良いですが、細い線が引けるこちらがお薦め
定規…厚みのあるもで、角がカットされているものを用意

定規がなぜ上記の条件が必要なのかというと
前回にまた次に詳しく説明するとしましたが、このような使い方をするからです↓

通常、定規は裏返し(角がカットされてる方が下になる)て使用します。
そうしなければ、写真の左のようなるので注意。

実践
スピード線
●鉛筆で補助線をいくつか引いておくと目安になる
●描き始めを強く、引き終わりに向かって力を抜く
●定規はしっかりと支える(力を抜くと簡単にズレます)
●線の長さや間隔は均一よりランダムの方がカッコ良い(その程度は何回も描いて身につけましょう)

上のポイントを踏まえたうえであとはひたすら線を引くのみ!
↓↓↓


一見良いように見えますが…

最後に力の抜き方を誤って曲がったもの,線が平行でないものなどダメダメです。
特にこういう技術を身につけるのが面倒という方は、素材やデジタルもありなのかな…?


集中線


●視線を集中させたい点に画鋲を貼る(はがしても紙が破れないテープで)


●画鋲を中心に定規と紙を動かし線を引いていく

これも鉛筆で補助線をうすく描いておくと綺麗な形に完成しやすいです。

一応できました。

●枠線からはみ出しても最後にホワイトで修正するのでOK


ベタフラッシュ

集中線の時よりもさらに線と線の間隔を狭めて引いていく。
最後の線の周りをベタで塗っていけば…(ベタは鉛筆の線を消してから)

これも一応完成です。

やればやるほど上手くなると思います。
イラスト描きの方は使うことは少ないかもしれませんが、綺麗にできたら嬉しいです。
私も機会があるときは頑張って描いていきます^^


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<先生情報>(DVD内容範囲)
・下描きはシャーペンと鉛筆を併用(飽きたら替える),芯はB
・下描きは描きこむタイプ、ペン入れはほぼなぞるのみ
・ペン入れは主にゼブラのGペン
・インクはPILOTの製図用インク
・放置したインクを攪拌するために小さいスプーン(コーヒーをかき混ぜたりするプラスチックやつ?)を常備
・修正ホワイトにはPOSCAの極細ホワイトを使用(ミスノンも置いてはいた)
・カラー時は原稿用紙に線画を描いて、別紙にコピーしたものに彩色(コピーだとアルコールマーカーでも滲まない)
・カラーはコピックスケッチを使用
・あまり好きではないがカラーの時のみ瞳にハイライトを入れる(アニメの方に合わせた)

☆先生の仕事場のコピー機にこんな裏技メモが!?
『トーンが貼られたカットからトーンだけを消す裏技』
(主線が荒れるのであくまで最終手段)
1.原稿種類:「文字・写真」 濃度:「自動濃度」+「最薄」 倍率:「50%」でコピー
2.1で出来たコピーと同じ設定のまま倍率を「200%」でコピー(この時に必要サイズにリサイズするとベスト)
3.2で出来たコピーを原稿種類:「その他原稿種類」の「淡い原稿」を選択,濃度:「自動濃度」+「+2」に設定
4.3で出来たコピーを原稿種類:「文字」 濃度:「自動濃度」+「+2」,ベタの部分が荒れるので必要そうならベタを塗り直して完成!
 ※あくまで先生のところのコピー機なので同じ設定内容ではない場合は似たようなものを選択すればイケるか…? 

☆先生の使うのと同じ色でナルトやサクラを塗ろう!
先生はキャラの基本の色見本を作っておいてそれを参考にしながら塗っています。
↓↓↓
ナルト
肌E00 E11+W2
目B04 B05
髪Y00 Y21 Y23
服(オレンジ部分)YR16 YR09
(肩部分)T7 T9
額当てC1 C3 C4
肩グルグルC1 C3 C4
皮部分E35

サクラ
肌E000 YR61+W1
目YG11 YG07
髪R20 RV10 RV11
服R39 R59(額当ての布部分も)
腰巻&肘サポーターBV31 W3
スパッツ&すね当てT7 T9

共通
目の影BV31
舌とか口の中CM28(※CMはコピックスケッチではなくコミックマーカーの番号)

 
 で、塗ってみました!

予算の関係上、忠実に番号どおりに塗っているのは頭部部分のみです。(実はスケッチではなくチャオを主に使用^^)
売ってなかったりしたものも含め残りは手持ちから似ている色でカバーしております。
パソコンの画面なので色は変わっていると思いますが、先生の使っているのと同じだと思うとなんだか塗るのが楽しかったです。
ではまた次回(^ー^)ノ~~

2016年2月14日(日) 『V』

2016年02月14日 15時56分32秒 | CLAYMORE関連
2月14日(日)

 ネタ・構図は丸パクリですが、何か描きたかったのです。
今年のバレンタインは日曜日。
会社勤めの社会人にはやさしいバレンタインではなかったでしょうか。
本気はともかく、義理チョコのやりとりなどは学生までで社会人からは廃止にすべき。
・・・まあ、そんなこと言いながらも義理だとてもらったなら嬉しいんですがね、私。
だがやはり廃止にすべき…二度言いました…





2016年2月9日(火) 『第1回 DB』

2016年02月09日 23時05分11秒 | ジャンP流
2月9日(火)

 実は買ってます。
このカテゴリーの記事は主に漫画やイラストを描く上での情報(DVD収録の範囲)を書いていこうかと。
各先生方については、使っている画材や手法などには触れていくつもりです。
(あとは自分の実技の記録など・・)

 毎号、ガイドブック,カラー複製原画,模写原稿用紙,DVDがついてきます。


とりあえず、毎号ペン入れしていかせるみたいです↓

キャラ描いているときは楽しいですが、集中線などは根気が必要です。

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技!マンガテクニック 第1回 ペンの種類



●漫画の道具は画材店やネットで購入
道具
Gペン…線の強弱がつけやすく表情のある線が引けるので人物を描くのに使用(上図の7番)
丸ペン…細い線が引きやすく背景を描くのに使用(6)
ミリペン…線が均一に引けるので枠線に使用(8)

その他に今回使用したもの
(1)ティッシュ…洗ったペン先を拭いたり、インクをこすらないように手の下に敷く
(2)インク…PILOTの製図用インク
(3)水…ペン先のインクのカスや紙の繊維のつまりを洗い落とす
(4)定規
(5)消しゴム
(9)鉛筆…下書き用
(10)漫画原稿用紙ではなく今回はハガキサイズのケント紙を使用

実践
●下書きはきちんと描いておく

細部まできちんと描いておくことで完成時に自分の思った通りの出来になる。
しかし、漫画家によってはこれに当てはまらない人は結構いる。
たくさん描きながら自分のスタイルを見つけてください。

●ペンは垂直に(より均一になるため)

ミリペンと定規で枠線を引いていきます。
次回で詳しく説明するが定規は表裏逆で使用する。
ミリペンのサイズは0.5~0.8が良さげ。

Gペンでキャラクター
●線は綺麗に繋げること
●原稿は自由に動かしてOK


ペンがスムーズに動く向き(右利きなら左下から右上?)があるのでそれに合わせて紙の向きを変える。
円を描くときなど線の合わせ目には注意。別に一方向から回しながら描いても良い。向き不向きで。

丸ペンで背景
●力を入れすぎない
●下書きにとらわれすぎないように


Gペンと描くときと力の入れようが違うので慣れるまでたくさん練習しよう。私はいまだに苦手・・
下書きでは良く描けたと思っていてもだんだん違和感が生まれてくることがあります。
その都度、下書き多少無視して修正していきましょう。

下書きを消す
●インクが乾いてから下書きを消す

乾ききっていないと原稿を汚してしまうので注意。

※ホワイト修正やベタ塗りは消しゴムかけのあとで(汚れたりベタが薄くなります)


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<先生情報>(DVD内容範囲)
・下書きはシャーペン
・下書きは丸などのあたりを描かずにすぐに描きこんでいく
・インクはPILOTのBLACK(昔のデザイン)
・アラレちゃんの中頃まではカラーはサインペンを水で溶いて使用していた
・そこからLUMA(ルマ)のカラーインクを教えてもらって使用(現在は国内販売終了)した