ピグマンのお絵描きブログ

漫画家・八木教広先生の作品のファンサイトです。
先生が連載をしていない現在では、何をするかは未定です。
不定期更新。

2023年1月11日(水) 『心に残る作品』

2023年01月11日 04時51分45秒 | サンデー「今週のクエスチョン」掘り下げ話
1月11日(水)

 今回は“水曜日のDiary”を掘り下げていきます!

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第166話「国盗り」17p サンデーvol.43(2021年10月6日号)
“水曜日のDiary”に登場‼


少年と少女が笑いあっている。
爽やかなシチュエーションだが陰影の濃い画面が印象的だ
深い森の中見つめ合う二人
少女は少年を見てニコリと笑う


多分 少年少女の爽やかなラブストーリーなのだろう
けど笑う少女の顔は少し怖いな…
と思った瞬間 上空から爆撃で森は吹き飛んだ

当時映画専門チャンネルで予備知識ゼロでその時流れている映画を観るという事を
よくしていた頃に出会った映画――それがソ連映画『炎628』でした。


そこから先はひたすら衝撃的な展開が続き
まるで悪夢を見せられているかのようなその映画は
観る人によってはトラウマになるほどのホラー映画以上に怖い映画でした。

最近だと『バクラウ』がよかったです。ぜひ予備知識なしでの鑑賞をお勧めします。

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 今回の“水曜日のDiary”で八木先生は2つの映画作品を挙げています。
ひとつ目は『炎628』。
上のDVDジャケットを見てもらうと分かりますが、戦争映画になります。
第二次世界大戦、独ソの戦いで、628というのはドイツ軍によって虐殺の犠牲になった村の数です。

自分は、このDVDを1年以上前に購入したのですが、いまだに全部を観れておりません。
森での少年少女が笑い合う場面も、「今、笑うところか?」と、感じてしまいます。
みんながみんな情緒不安定。これがリアルなのか、自分には知る由もありません。
一生知りたくもありませんが・・・

ふたつ目は『バクラウ』。
正式には、『バクラウ 地図から消された村』です。


※ここからはネタバレ感想です!
予備知識なしで鑑賞したい方は見ないように!

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 冒頭、落ちている棺桶を轢いて壊しながらすすむ自動車。
女性が村の男に何か薬のようなものを飲まされる。
辺鄙な村に似つかわしくないUFOがその上空を飛んでいる。
自分の住んでいる村が地図から消えた。
ついには殺人まで起きる。
誰しも頭の中に「?」を浮かべながら観た事でしょう。
自分もそうです。
サスペンス?ホラー?SF?
これは一体何なんだ?

ネタバレするとUFOだと思っていたものはただのドローン。
人を殺したい人間【マンハント愛好家】が集まり、村“バクラウ”の住人を皆殺しにする計画を立てている。
それに一枚かんでいるのが村人と水問題で揉めているそこの市長。
情報操作で、村は地図から消え、道路も封鎖。いくら人を殺しても罪に問われないよう、その為の準備もバッチリ。
一方的な展開になるかと思いきや、村人たちも一致団結してそれに対抗する。
最後は【マンハント愛好家】たちは全員死亡(一人生き埋め)。
市長も縛られたまま荒野へと死の旅に出る。

終ってしまえば、現代の日常の中で起きた事件のお話だと分かるのだが、
全く飽きさせないつくり方になっている。
ところどころでそこの文化や風習を垣間見れるのも、非常に興味深い。
お薦めです!

                ではまた(* ̄▽ ̄)ノ

2023年1月8日(日) 『意識したことなかったこと』

2023年01月08日 23時59分59秒 | サンデー「今週のクエスチョン」掘り下げ話
1月8日(日)



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第167話「肉弾戦」17p サンデーvol.44(2021年10月13日号)
Q今、最も応援しているものは何ですか?
AA24とか期待してます。
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(wikiやら動画やらで調べてみました。)
 「A24」とは?
・読み方は「エートゥエンティーフォー」。
・2012年設立のインディ(ペンデント)系の映画制作・配給会社で、拠点はニューヨーク。
・とても若い会社にも関わらず、2019年の時点で同社は合計25度のアカデミー賞ノミネートを受けている。


 上の写真にも写っていますが、『ヘレディタリー/継承』や『ミッドサマー』も「A24」の作品です。
この2作品はどちらも八木先生の初回の“水曜日のDiary”のコーナーで名前が挙がっていました。

観られた方は分かると思いますが、それまであまりなかったタイプのホラーで、非常に癖のある作品となります。
こういった、刺さる人には刺さる攻めの姿勢の作品が「A24」には多い印象です。

そういった部分に八木先生も期待しているのでは? と自分は感じました。

今までは作品のストーリー紹介文や出演者,予告編動画を参考にして観たい映画を選んでいましたが、
これからはこの「A24」という会社名も気にしながら観てみようと思います。

                ではまた(* ̄▽ ̄)ノ

2022年2月27日(日) 『いろんなものがPUIPUI化できる可能性を見た!』

2022年02月27日 23時59分59秒 | サンデー「今週のクエスチョン」掘り下げ話
2月27日(日)



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第152話「失踪」18p(カラー1p) サンデーvol.26(2021年6月9日号)
Q先生が「次に流行る!」と思っている物を教えてください!
Aストップモーションアニメ
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 この答えを見た時、これは『PUI PUI モルカ-』からくる回答かなと思いました。

『PUI PUI モルカ-』は2021年1月5日から同年3月23日まで放送されていたテレビアニメ。
実際にこの質問に答えたのは雑誌発売の2021年6月よりもいくらか前だと思われるので、時期的にも合ってる(?)。

ストップモーション・アニメ(ーション)とは、静止している物体を1コマ毎に少しずつ動かしカメラで撮影し、
あたかもそれ自身が連続して動いているかのように見せる映画の撮影技術、技法のこと。

一時期この作品の画像や動画がちょいちょい回ってきて、目にする機会が多かったように思えます。
でも自分が実際にちゃんとこのアニメを観たのは3,4ヶ月くらい前だったかな?

羊毛フェルトでできたモルモットと車が合わさった“モルカー”が登場し、声は入らず、BGM・効果音と「プイプイ」というモルカーの鳴き声のみの音声。
あとは登場キャラの仕草などで何を考えたり言ったりしているのか想像して楽しむ感じです。
ちゃんとストーリー仕立てになっていて、話の長さも1話が2分くらいなので非常に手軽に観れる感じです。

放送終了してから、もうそろそろ1年が経過します。
思ったよりかこれに続くストップモーションアニメが出てきていないように思えます。
知らないだけ?

八木先生の予想通り、ストップモーションアニメは流行るのか?
流行っているのか?

                ではまた(* ̄▽ ̄)ノ

2022年2月26日(土) 『妖魔じゃないよ、幻魔だよ』

2022年02月26日 23時59分59秒 | サンデー「今週のクエスチョン」掘り下げ話
2月26日(土)



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第155話「雷雨」17p サンデーvol.29(2021年6月30日号)
Q思わず目を惹かれて「表紙買い」した物はありますか?
A幻魔大戦。大友克洋先生の絵に初めて出会ったのはこれでした。
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 「表紙買い」ということなので、この『幻魔大戦』は角川書店の小説(文庫)のことと思われます。

基本、この『幻魔大戦』のカバーイラストは生頼範義(おおらい のりよし or おうらい のりよし)さんというイラストレーターが描かれています。
しかし、大友克洋先生の描かれたカバーイラストもまた存在します。

大友克洋先生はアニメ映画『幻魔大戦』のキャラクターデザインに抜擢され、
1983年の劇場公開に合わせて、その頃刊行された小説16巻から表紙絵が大友克洋先生に変わったようです。

既刊の小説絵も大友克洋先生の絵に変更になっていったようですが、
最終的には1巻~4巻,16巻~18巻で大友克洋先生の表紙絵が見受けられるようです。

しかし、いろいろ理由はあるようですが、現在ではすべての巻(全20巻)が生頼範義さんの絵に戻っている(or差し替えられている)みたいです。

で、その大友克洋先生は漫画家としてももちろん有名。
2022年の今年。『童夢』を始め、全集として続々刊行が決定しているようです。

八木先生も、過去の作家紹介の質問コーナーで、
「尊敬する漫画家:作品」という項目に、【大友克洋先生:「アキラ」】と発表されていました。

『AKIRA』はアニメしか観たことなく、漫画は未見です。
何かしら八木先生の作品に影響を与えているかもしれないので、いつか読んでみたい。
未だに電子書籍化していないのが驚き。作家の意向かな?

2022年1月22日(土) 『ぶりぶりしゃぶしゃぶ~♪』

2022年01月22日 23時59分59秒 | サンデー「今週のクエスチョン」掘り下げ話
1月22日(土)



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第141話「命の選択」18p(カラー1p) サンデーvol.12(2021年3月3日号)
Q今まで食べた中で感動するほど美味しかったご飯をひとつ教えてください!
A鰤しゃぶは感動しました。
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 今日の晩ご飯、小さな夢が叶いました。
それは【鰤しゃぶを食べる】事です。
上のコメントを見てからすごい興味があったのですが、今宵ようやくありつける事ができました。

昆布の出汁の出た湯に、鰤をさらっと“しゃぶしゃぶ”して…

ポン酢でいただきます(^Q^)
…パク…

『鰤のあらに刺身感を足したような味』

鰤しゃぶがどんな味だったか忘れたときは、上の画像とこの言葉を思いだそう。
それほど、自分の中でしっくりくる表現ができた気がします。

たぶんこの料理、材料や調理の仕方ですごい幅のある味になりそうな気がします。
自分は感動を覚えるまでには至りませんでしたが、普通においしいですね。
あまり飲まないけど、ビールに合いそうな気はします。

でも食べれてよかった。
こういう機会がないと、たぶん一生接点のなかった料理かもしれない。