最近、LPとCDを比較したりしているとCDのジャケットの扱いがいいかげんで気になります。例えばインパルス・レコードのコルトレーン「バラード」は、昔のLPは緑系ですがCDは茶系になってしまっています。
おなじくデューク・エリントンとのデュオでもコルトレーンのスーツは青なのにCDは黒くなっています。もう少し気をつかってオリジナルに近づけて欲しいですね。
最近、LPとCDを比較したりしているとCDのジャケットの扱いがいいかげんで気になります。例えばインパルス・レコードのコルトレーン「バラード」は、昔のLPは緑系ですがCDは茶系になってしまっています。
おなじくデューク・エリントンとのデュオでもコルトレーンのスーツは青なのにCDは黒くなっています。もう少し気をつかってオリジナルに近づけて欲しいですね。
パイヤール「日本のメロディー」(LPエラート盤)は、1980年頃、友人の結婚式で二人の入場時のバックグランド・ミュージックとして用いたものです。この音源は、最近も同窓会のフォト・ムービー(DVD)の背景音楽などに活用しています。
日本の唱歌・歌曲などを池辺晋一郎氏が編曲し、フランスのパイヤール指揮により、ラスキーヌ、リンデら名手がのびやかに、やさしく郷愁をさそう演奏をしています。この種のLPのなかでは演奏・録音とも秀逸だと思います。
録音内容
・やしの実(大中寅ニ) [04:30]
・浜千鳥(弘田竜太郎) [03:00]
・向う横町(日本古謡~本居長世) [03:12]
・出船(杉山長谷夫) [04:20]
・夏の思い出(中田喜直) [03:04]
・故郷(岡野貞一) [03:32]
・荒城の月(滝廉太郎) [05:16]
・この道(山田耕筰) [03:20]
・刈干切唄(宮崎県民謡) [04:06]
・花の街(團伊玖磨) [02:13]
・浜辺の歌(成田為三) [04:18]
・赤とんぼ(山田耕筰) [04:12]
リリー・ラスキーヌ(hp)
クリスティアン・リンデ(fl)
ジャック・シャンボン(ob)
パイヤール室内管弦楽団
ジャン・フランソワ・パイヤール指揮
録音:1979年、グリズィ・スウィンヌ、ノートルダム・デ・ロゼ教会
最近CDを入手し、LPと比較試聴しました。大きな差はありませんが、LPは中域がやや膨らみ・高域に柔らかさがあるため多少聴きやすいと思いました。
バッハの「音楽の捧げもの」のライブラリーについて以前も書きましたが、特にカール・リヒター盤(アルヒーフ・1963年頃録音)とパイヤール盤(コロンビア・1974年PCM録音)が気に入っています。この音楽の楽譜は、楽器の指定がされていないので同じ曲でも指揮者・演奏家によって雰囲気は相当違います。
カール・リヒター盤は緊張感がある力強い演奏でドイツ的と言って良いのでしょうか、録音もオンマイク的で透明感があり音がしっかり捉えられています。アルヒーフの録音技術にも感心します。
【リヒター盤】
パイヤール盤は、優雅・典雅な響きでリラックスして聴かせる部分もありやはりフランス的なのでしょうか。録音もコロンビアが開発したPCM(デジタル録音)の黎明期ですが、教会のホール等の響きも上手く入っています。
【パイヤール盤】
この二枚については、LPとCDを入手して比較しました。オーディオ・マニアの変なサガで無駄なことをやっています。
結局、二枚ともLPとCDに大きな差はなく、しいて言えばCDにはスクラッチノイズなどが無いのでCDが有利でしょうか。
昨日、お盆の準備で、仏壇の整理や掃除を行いました。こんな機会がないとなかなかできません。
仏間には、昨年亡くなったおふくろの遺影と、妹の息子が10数年前、単車事故により23歳の若さで亡くなっていますので、以来遺影をならべ弔っています。昔から祖父がやっていたように、精霊棚に盆提灯をかざりました。
今朝、8時半に火打地区にある東泉寺の老和尚が盆経をあげにみえました。自家のある焼石地区は東泉寺の檀家が多く地区の、道の上を若和尚、道下を老和尚と振り分けてまわっているとのことです。
【東泉寺老和尚】
【臨済宗妙心寺派・光明山東泉寺】
天正時代に飛騨を支配していて、豊臣の家臣金森氏に滅ぼされた三木氏の菩提寺・臨済宗妙心寺派・禅昌寺の支寺が南飛騨には幾つか存在し、当家が檀家になっている東泉寺も禅昌寺の支寺で、住職は代々三木姓を名のっています。また三木氏の家臣であったとされる苗字の家の多くは、数百年たった今でも禅昌寺系のお寺の檀家となっているようです。
美空ひばりの初デジタル録音LP「EVEGREEN」についてこのブログで一度書いたことがあります。
(http://blog.goo.ne.jp/o-kumazaki/e/566eb0c79f7cd36de409a8a310ec8615)
コロンビア・レコードがデジタル録音技術(PCM)を開発し、1981年に歌謡曲分野で初めて美空ひばりのPCM録音のLPが発売が新聞報道され、当時LPを入手しました。実は数年前、この同じ録音源でCDも発売されていたことを知り、私はLPとCDの音の差を是非聴きたいと「EVEGREEN」CDを探してきました。しかし中古相場がけっこう高額で、手頃な出物が無かったのですが、今回千円台で入手しやっと比較試聴しました。
これまでLPが先行し、CDは後発と思っていましたがLP、CDとも1983年の製作となっていました。
LP再生プレイヤー
ひばりの全盛期で、持ち歌を新録音方式に意気込んで歌っていることが伝わる音源で、ステレオ・サウンド社でもこの中の一部音源をCD-Rや45回転LPにして発売したことがあります。
【比較試聴結果】
JBL4331+2405と名古屋に置いている4344でも試聴しました。
【JBL4344】
もともと音源は同じですから大きな差は無いのですが、細かく聴くとCDとLPの違いはありました。
①高域の抜け・伸び・分離・輪郭表現はLPよりCDが優れていました。楽器の金属的な音はしっかり聴けます。また、ひばりの口の大きさも適切で、裏声的な部分も良く再現する傾向があります。ただし楽器や声のきつい部分はLPは少し抑え気味で聴きやすさがあります。
②LPは、カートリッジの差がでます。DENON DL-103は、音を少し甘くします。しかし雰囲気はCDの音に近いと思います。
③もうひとつ、オルトフォンSPU-AEは、口は大きくなりますが、なめらかで人の声に近い表現に感じます。全体に柔らく広がりゆったり・しっとりした感じがあり聴きやすいです。私としてはSPU-AEによるLP再生が好みでした。この差は、カートリッジ・MCトランス・イコライザーそれぞれ個性が重なったもので、これがLPの音と単純に言いきれないと思います。
【オルトフォンSPU-AEカートリッジ】