子供の頃祖父から「お宮には備前長船祐定(びぜんおさふねすけさだ)という名刀がある」と聞かされていました。
はからずも今回ふるさと研究会の応援でこの宝刀の調査をすることになり初めて見ることができました。
しかし調査をすすめると残念ながら、名刀ではなく数多く打たれた脇差と判定できました。
たしかに国宝や文化財の刀に備前物が多いのですが、祐定は先代が名人であったため室町期になってブランド化し数多く打ったものが出回り、本人打ちの名刀は「何々左ヱ門祐定」裏に「年号」をいれているそうです。しかし数打ち物は「備州長船祐定」とだけしか刻んでいないため当祐定も銘だけなので数打ち物と判定できるようです。
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