母親は、今年90歳ですが、60歳から間節リウマチを発病し以降治療しながらがんばって来ました。
この9月末ころから首のリンパが腫れて地元の病院で検査をしたところ10月末に、悪性リンパ腫と診断されました。
生体検査などで結論を得るため一カ月を要したのですが、この間にもどんどん腫れは大きくなり食事も通りにくくなりました。
検査途中整形外科医からリウマチ治療薬リュウマトレックスの副作用も懸念されるということでこの薬の服用は中止しました。
リュウマトレックスは白血病の抗がん剤を利用したリウマチの治療薬で多く使用されているようです。
今回改めて、リウマチ学会のパンレットを見るとやはり末尾のほうにチラとリンパ腫の副作用が示されていました。
結局、地元の病院では治療ができないということで岐阜大学附属病院を紹介され、11月15日に岐大病院の血液内科へ行きました。
初日から、担当医からは薬の副作用でしょうねという話で、治療方針を決めるためPET(がんの位置の検査)を行いまし。リンパ腫は左右の首と脚の付け根あたりにもできていました。
しかし、この検査をした19日頃から幸い食事も摂れるようになり首のリンパの腫れも小さくなり改善の兆しが見えてきました。担当医も少し様子を見ることも必要かなというような発言をしています。
リュウマトレックスの服用を止めた効果と思われ、もう少し情報を得ようとネット検索した結果、福岡の浜の町病院の吉澤誠司(膠原病内科)先生のセミナー用の論文が見つかりました。この論文は、まさにおふくろの場合と合致し、リュウマトレックスを中止して1ケ月以内にほぼ30%軽快すると記述されていました。以下に論文を引用させていただきます。
リンパ腫という特殊な病気で高年齢のためまともに治療が出来るのか心配しましたが、少し展望が開けました。素人でも情報はきちんと集めないといけないと痛感しています。
1月7日追記
結局おふくろのリンパ腫は、治療することなくリュウマトレックスを止めただけで無くなりました。最後は、リンパの中が化膿し外へ直接出てきました。これで一挙に腫れは無くなってしまいました。
90歳でもまだまだ治癒能力はしっかりしているようです。高年齢で快復は困難かな思っていましたがめでたく正月を自宅で無事迎えました。
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