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入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

    ’17年「冬」 (19)

2017年12月20日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

                  Photo by Ume氏

 天気は悪くないが、寒い日が続く。今朝6時に起きた時には、室内でも零度を割っていた。年が明ければさらに寒くなるだろうが、それに対する有効な手立てなどない。というか、そう決めてしまうのは諦めもあるが、子供のころはもっと寒かったはずだという、遠い記憶が現状を受け入れ、耐えようとする気持ちにさせる。
 あるエライ先生が書いていた。冬季の寝室の温度で愛妻と毎年諍いを繰り返してきたが、首巻をすれば15度でも大丈夫もということで夫婦間の合意ができでたという。ところが、先生よりかなり若そうな奥方が、最近は暖房無しまで主張するようになって閉口していると、いつもの惚気調で綴っていた。なお、エライ先生の推測では、暖房を切れば室内温度は10度ぐらいになってしまうらしい。
 これを読んで、目下の暮らしが他人様とは相当違っているかも知れないと、少し不安になっってきた。信州に暮らし15回目の冬を迎えることになるが、暖房を効かせて寝たことなど一度もない。真冬になれば零下4度くらいまでは下がるが、それがこの陋屋の冬の暮らしだと納得していた。最近、深山に人目を避けて暮らした人たちに関心を持ったりしたが、この暮らしはそういう人たちにも負けないほど過酷で、悲惨だと、あのエライ先生なら思うかも知れない。
 雪の山に挑む、困難な登攀をする、そういうことに自信や不安や、そしてある種の誇りも感じていた。それが今この老体をして厳寒の夜を、暖房のない零下の環境に眠り、耐える。「清貧」と居直ってもいいが、哀れでみすぼらしいだけだろう。まあ、藁布団というわけではなく、一応2枚の毛布と羽毛布団を着て寝ているが。

そろそろまた、入笠が呼んでいる。

 1年ぶりに年末年始の営業をすることにしました。予約をお願いします。また冬季の営業については以下をクリックしてください。
「冬季営業の案内(’17年度」は、前年のものを流用している部分もあって、段落や改行がおかしく、見苦しいかも知れませんが何卒ご容赦を。少人数の場合は一応ご相談ください。また他の団体と計画が合えば、少人数でも管理棟の予備の部屋10畳ふた間を利用することができます。

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